10月22日。昨日のポストに書いたとおり、今朝から5コマの授業および講演であった。女子生徒が創ってくれたウェルカムボードが事務室前に掲げられていた。ネットで講師を検索し、画像のいくつかから1枚を選び、それを見ながら一生懸命に描いてくれたのだろうな。眠くてたまらんのに目をこすりながら筆を走らせてくれたのかもしれん。そっと絵の表面をなでた。
授業は英語力を上げるための勉強法について、実際の教材を用いて行った。大事なことはここにもメルマガにも書いているので再掲はしないが、生徒たちが1年半して大学に入ったあとは、英語が話せるかどうかがその人の英語力を図る基準となる。テストは自分で望んで受けなければ、否、受けたとしても、指標にはならない。
大学に入ったあと、英語が話せる人のグループに入れるように準備をしておきましょうと呼び掛けた。下線部訳も穴埋めも大事だけど、問題を解く以前に、基本となる「読める」「聞ける」「書ける」「話せる」力を涵養しなければテクニックもへったくれもないよねという話をし、それぞれのスキルアップの方法を説明した。

講演では、人口が激減していく日本で、あなたは何を勉強して何を仕事にして生きていくつもりなのかを考える機会としてもらった。17歳といえばすでに人生の1/5ほどが終わっている。最後の1/5が病気がちだとすれば、残された時間は3/5しかない。のんびりしていると流されることになる。時間に、である。
自分の人生がどうなるかは自分の努力および付き合う人たちの協力次第だ。頑張っていない人を支える人などほとんどいないだろうから、面倒やな、しんどいなと思っても頑張らんといかん。明確な人生計画を立て、自分の立てた目標を実現させるべく努力するほかないやないか、と。
生徒たちの多くは真剣な表情で聞いていた。今がんばらないとどうするねんという年齢である。学歴も含め、自分しか頼りになるものはおらん。それを理解してもらえただけでもいいのではないか。親や教師に頼ってばかりでは大した人生にはならない。
校長先生以下、お世話になった先生方には感謝したい。ありがとうございました。またお会いするのを楽しみにしていますが、さすがに5コマは疲れましたわ(笑)。
木村達哉
追記
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