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粘り

2025.10.26(日) 09:00

10月26日。今年はあちこちの県教委主催勉強会や研修会で講演をさせていただいた。たいていは県の英語部会(分科会)である。ある県の進路部研修会で講演した際に会場で聞いておられたある高校の校長先生からご連絡を賜った。どうしてもうちの生徒たちに話を聞かせてやりたいというものであった。

といっても、すでに年内の予定はいっぱいである。執筆計画もそれなりにある。遠方にあるその学校で講演しようと思ったら、一泊は覚悟せねばならん。予定表を見ながら、この日はどうか、ここではどうかと頭をひねったが、とても訪問できそうにない。その旨を返信し、来年であればと添えた。

最初は納得されていたのだけれども、時間が経つうちにやはりと思われたのだろう。またぞろご連絡をいただいた。なかなか粘りのある校長先生である。どうしても今年中で、とおっしゃる。しかしそう言われましてもと言うよりほかない。ご理解いただくしかない。

そうしているうちに、もうこうなったらオンラインでも構いませんとおっしゃった。本来的にはオンラインでの講演は受けていない。オンラインだとインフォメーション(情報)は伝わるのだけれど、もっとも大切なパッション(熱量)が伝わりにくい。聞いている生徒たちがもしかすると舟をこぎ出すかもしれない。

それでもとにかくお願いしたいとおっしゃるものだから、こちらが根負けした。もしもそちらの気が変わったら来年に対面式でと申し上げたのだけれど、いやいやなにをおっしゃる、今年のうちにお願いします!と最後の最後まで気合い十分の千代の富士であった。

誰か安くで来てもらえるオモロイ講師はおらんのかと探された結果、当方に白羽の矢が立つケースもあろう。一方でそういった情熱的な先生もおられる。こちらとしては、後者の先生方のご期待に応えたいものだ。どういう内容の話をするのかも未定だけれど、準備をしっかりして生徒たちを、もちろん先生方を、がっかりさせないようにせんといかんな。

木村達哉

追記
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