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ハイブリッド形式

2021.07.27(火) 10:10

以前、つまりコロナ前は、セミナーをやると50人とか100人とか集まってくださって、えらいたくさん参加していただけるもんなんだなぁと思っていたものです。東京ロングセミナーだと250人ぐらいがお申し込みになり、受講料が1万円なのに熱心な方々がたくさんおられるんだなぁと思っていました。僕なんかのセミナーに、です。

それが新型コロナの蔓延により、セミナーが開催できなくなりました。それまでZOOMだのウェビナーだのといった単語を聞いたことがなかったものですから、オンラインでセミナーができるなんて知らなかったですしね。で、結論から言うと、セミナーの参加者数が激増しました。セミナー会場までは行けないけど、PCやスマホ越しになら参加したいという方がたくさんいらっしゃるんですね。

100人集まれば「うわぁ、多いねぇ」と言っていた数が、アルクの植元君からの連絡が「200人です」になり、今年の5月に行ったセミナーでは250人です!に変わりました。東京ロングセミナー並みじゃないかと言っていたら、今週末の英作文指導セミナーは400人がお申し込みになっています。だんだん感覚が麻痺してきました。昨年の朝日出版社主催のリスニング指導セミナーは500人でした。

参加してくださった方々からは、やはり「オンラインなら参加しやすい」という声をいただいています。忙しくて時間が捻出できずに会場まで行けなかった方、子育てや介護の都合で会場まで行けなかった方が、こんなにもいらっしゃったんだなぁというのが正直な感覚です。中には部活動の指導の合間にスマホから参加している先生方もいらっしゃいます。そういう方の場合、ZOOMの画面を見ているとわかるんです。場所が職員室とか教室だからです。

逆に「それでもやはり顔を見ながら、直接話を交わしながら、参加したい」とおっしゃる方々も少なくありません。臨場感がぜんぜん違いますからね。実際に声を出していただくと、誤った音読をされている方を僕が直接指摘することもできます。だから、対面で行う方が効果的ではあります。

以上を踏まえると、秋以降のセミナーは対面式で行っているものを、オンラインでも見ることができるようにするという、ハイブリッド形式が一番いいように思います。新型コロナの影響で、会場を満席にはできませんが、それでも半分ぐらいは入っていただいて、その方々に喋っているのを上の写真のようなカメラで撮影するという具合です。

パワーポイントをどう使うかという問題はやはり残るのですが、それ以外の問題点はほとんどありません。それもZOOMで見ていただく場合は、パワポの資料を画面共有してもらいながら行うというのもできるはずです。そうすれば一気に問題は解決することになりますので、おそらくそうなるんじゃないかなぁと思っています。

秋からはアルクだけでなく、カシオ計算機やラーンズ、朝日出版社といった企業のセミナーも開催する予定です。完全にオンラインのセミナーもありますし、ハイブリッド形式のものもあります。できるだけ多くの皆さんにご参加いただいて、指導力を上げる一助としていただければと思っています。また、セミナー予定については、このホームページのSEMINARにアップしますので、興味の湧いたものがあれば、どうぞお申し込みください。それはそれとして、週末の英作文指導セミナーにお申し込みの400名の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

木村達哉拝