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校内教員研修

2021.08.01(日) 11:30

2014年にNPOおきなわ学びのネットワークを作りました。作ったのは僕ですが、理事長には我喜屋優先生(興南学園理事長・校長)にお願いしました。沖縄で活動をするにあたって、やはりウチナーンチュにリーダーを務めていただいたほうがいいかと思ったのです。事務局長には興南の宮城先生になっていただきまして、勉強会の際にいろんな学校の先生方に連絡をしてもらったり、メディアへの手配をしてもらったりしてきました。

今まで10回以上の無料勉強会を興南の視聴覚教室を使って行い、沖縄本島の高校や中学だけでなく、宮古高校や八重山高校など、離島の生徒たちもたくさん参加してくれました。残念ながら新型コロナの影響でこの1年はほとんど活動ができていないのですが、終息すればまたやろうぜという話をしています。

1月だったか、我喜屋先生から「灘校を辞めるんだって? だったら興南のアドバイザーになってくれないか」とお電話をいただきました。アドバイザーと言っても雇用してもらうわけではありませんし、そもそもNPOの理事として沖縄で活動していますので、お金をいただくわけにはいきません。なので、先生方、特に若い先生方の指導にアドバイスできるのであれば、ならせていただいていいですよと、ただし一切のpayは要らないですと、返事をしました。

3日(火)の午前中に教員研修をやるから講師を務めてもらえないかと教頭先生からご連絡をいただきまして、その関係で現在は沖縄におります。と言っても、新型コロナがこういう状況ですからね。まったく出歩かず、明後日の資料を作ったり読書をしたりして過ごしております。出歩いたぐらいで感染しないのはわかっているのですが、なんとなくね。

明後日のテーマは「やる気」なんだそうです。やる気と言っても2つあります。生徒のやる気、そして教員のやる気。この2つが上手くハーモニーを奏でて初めて結果が出るというものです。どうしても教員研修で「やる気」がテーマというと、生徒のやる気を出させる指導にだけ焦点が当たりがちになりますが、そもそも教員の勤労意欲はどうなのかをも考えなければなりません。

興南は若い先生方が多く、傍目からはとてもやる気の高い先生方が多い印象はありますが、組織というのは必ずしも全員がしがしにやる気があるというわけではないでしょうし、もしも校内の問題点があるのであれば、せっかくの研修会ですし、全員で考えて議論する機会にしようと考えております。一方通行の研修や会議ほどつまらないものはないですからね。

木村達哉拝