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こんな夢を見た

2021.10.14(木) 04:25

僕はいま、山口県萩市におります。今日と明日、『新ユメタン①』(アルク刊)や『Listening & Speaking Training Seminar』(ラーンズ刊)を使って勉強している山口県立萩高等学校の生徒たちにリスニングの授業をするためです。さきほど恐ろしい夢を見て目が覚めました。で、PCを立ち上げ、このブログを書いています。ここから夢です。

なぜか学校統一のリスニング試験を行うことになりました。灘校はそういう学校ではありませんので、今から思えばここで夢だと気づけよってなもんですが、とにかく夢というのはそういうもんですよね。学校統一ですので、中1も高3も同じ試験を受けるのです。これまたあり得ないのですが、まぁとにかく夢というのはそういうものです。

当日、生徒たちに問題が配付されました。SDGsを扱ったトランスクリプトであることは設問を見ればわかるはずです。SDGのいくつかを取り上げて、どうしてこれらがSDGに選ばれたのかというような内容のものです。もちろん僕が書き起こしたトランスクリプトです。生徒たちは口々にSDGsやなぁ、ありがちやなぁ、といったようなことを喋りあっています。さぁ、試験がいよいよ始まります。

と…しまった…文章を書き起こしたのはいいけど、ネイティブに頼んで音声CDを作るのを忘れていました。慌てて同僚のマーク先生のところに走り、すまん!これを放送室から全校に流してくれ!と依頼しなければなりません。しかし、先生が見つかりません。しょうがないから僕が放送室に!あぁ、もっと英語の発音を鍛えておくべきだった!と焦りに焦っていました。夢はここまで。

灘校を辞めてよかった点はなんですか、逆によくなかった点はなんですかと聞かれたことがあります。そのときは「自由になったのですから、よくなかった点はありません」と答えました。実際、辞めたのは間違いだったなと思ったことはただの一度もありません。なにしろ自分の責任で好きに動けるのですから、悪い点があるわけがありません。あるとすれば、毎月給与が振り込まれないことだけですが、それにしたってフリーになると動けば動いただけいただけますし、動かないといただけないわけで、それは自分の性質には合っているように思われます。

が、1つだけ「よくなかった点」ではないにしても、少なくとも「よい点」ではないことがあるとすれば、夢ですね。上に書いたような夢をちょくちょく見るようになりました。勤め人をしていたときは、ほとんど見なかった学校の夢を、です。それも焦っている自分の夢を。これは何故なんでしょうね。フロイトやユングに聞けるものなら聞いてみたい。

実際、西大和学園と灘校で勤めていた33年間で、そのような失態を犯すことはありませんでしたので、経験に基づいた夢ではありません。むしろ(採点は遅かったけど)試験を作るのは綿密に計画を立てて、さらにはクオリティーにもこだわって作成していましたからね。さっき起きて、なんやねんほんま!とぶつくさ言いながら、パソコンを開きました。

来年2月に出させていただく『夢をかなえるリーディング』には、僕が作成した定期考査や確認テストが採用特典として付きます。それぞれの本には20個の文章があるのですが、ひとつひとつに定期考査や確認テストの例が3つずつ付いています。文章中にはいっさい下線や空所がなくて、音読しやすくしてありますので、リスニング&リーディング教材として使っていただけると思われます。楽しみにしておいてくださいね。もしかすると、『ユメリー』の文章を使った考査や確認テストを日々作っているから、そういう夢を見るのかもしれませんね。

木村達哉拝