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英語を得意にするには

2022.02.05(土) 09:20

2月3日に山梨県立山梨高等学校の生徒たちにオンラインで講演した話は書きましたね。その際、担当の久保寺先生が事前に質問を受け付けていたんです。終わってから「質問のある人はどうぞ」というふうに言うのですが、高校生ぐらいだと手を挙げる人が少ないんですよね。これが大人向けの講演や勉強会だと質問があとからあとからどんどん出てきます。

事前質問を受け付けてもらえると非常に助かります。1つはその質問に答えているうちに、手を挙げたかったけど挙げられなかった生徒が勇気を出して手を挙げ始める効果があるということです。なかなかすぐに手を挙げられない(特に地方の学校はそう)シャイな人たちが多いのですが、質問の回答を聞いているうちに、どうしても尋ねたい気持ちが体の中から噴出してくるんでしょうね。そしてひとりが手を挙げると2人目が続きます。そして止まらなくなります。その点で、事前に質問を聞いておくのは良い効果があります。

今回の事前質問のなかに「英語に対する苦手意識が強いが、キムタツさんは高校時代どうだったか」というのがありました。僕は化学に対する苦手意識は強かったように思いますが、英語に対しても数学に対してもあまり苦手意識はなく、「自分は勉強していないだけ」という気持ちのほうが強かったですね。苦手なのと不勉強なのは別物でしょ。たとえば僕はフランス語がまったくできません。が、それは苦手なのではありません。勉強していないので、得意なのか苦手なのかもわからないのです。

私は苦手ですと言う場合、多くの生徒たちはこの「勉強していないので」という僕のフランス語と同じ状態なんじゃないかと思うんです。九九を覚えてもいない人が「方程式が解けない」と言っているとしたらどういうアドバイスを送りますか。僕なら「まずは覚えたほうがいいんじゃないかな」と言います。英語も同じです。まずは超絶基本的な要素を九九と同じように覚えたほうがいいのです。無味乾燥な暗記ではありません。未来につながる暗記なのです。

キムタツチャンネルで話しました(こちらです)が、英語に関しては「英語→日本語」と「日本語→英語」の変換ができるようになれば、誰でも得意になれます。ただそれだけです。そのために必要な要素で超絶基本的なものは早いうちにやっつけてしまったほうが楽なのです。苦手かどうかなんてやってみないとわからんのです。九九を覚えたのに2x=6のxの値がわからん人を苦手というんです。

木村達哉拝