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もと同僚から連絡があって

2022.03.28(月) 06:00

先日、灘校時代の同僚(数学)から連絡がありましてね。息子さんが僕の『5ステージ英文法完成』を頑張っているそうです。それに合わせて彼もいっしょに頑張っているそうで、そういうのっていいよなぁと思っておりました。

自分の子どもに勉強しろと言ったって、あまり聞きませんわな。でも、お父さんと一緒に英語の勉強をするのであればやるんじゃないかと思うんですね。もしかしたら息子さんのほうができるようになるかもしれないです。息子さんが「お父さん、もっと頑張れよ」なんて言っている光景を思い浮かべると微笑ましくないですか。

KADOKAWAから出した『東大に合格する子が実践する勉強の真実』に書いたのですが、親や教師が上から「やれ」と言ったって、本人が努力しようと思わなければ成績は上がりません。仮に何時間デスクの前にいたとしても、塾に通っていたとしても、成績は上がりません。むしろ、これも本に書いたとおり、「やれ」と言われれば言われるほどやる気はなくなります。

きっかけって大事ですよね。僕が絵の勉強をもう一度始めようとしたのだって、夢に向かっていく他の人たちの姿を見たのがきっかけです。そういう人って多いんじゃないでしょうか。カッコイイ大人の姿を見て、子どもは自分もああなりたいと思って努力するのです。親や教師はそれなりに仕事を頑張っているのですが、子どもに刺さらないのであれば、刺さるように持っていかないといけませんね。だって、もしかしたら子どもが見ているのはテレビやゲームに勤しんでいる親かもしれないわけですから。

その数学の先生のお子さんは『5ステージ英文法完成』をボロボロになるぐらい繰り返して勉強しているそうです。おそらく英語が得意になることでしょう。間違いなく。僕の本が、そしてお父さんの頑張りが、彼の人生に好影響を及ぼすのであれば、素敵なことだなぁと考えております。

木村達哉拝