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授業と自習と

2022.06.24(金) 09:50

絵本を買ってくださった方々からたくさんのご連絡を頂戴しているのですが、絵の専門学校に通っていたときの生徒さん(僕も生徒ですが、僕よりかなり若い人)から連絡をいただきました。こういうのは嬉しいですね。彼女からのメールには「5年以内に絵本を出すと仰っていましたが、実現されたことに驚きました」と書かれていました。

その学校では一番下手でしたからねぇ。若い人たちが多い中、57歳の僕はやはり異質で、絵についての知識がありませんのであまり会話にも混じらず、下手な絵を描き続けるしかないけれども描けば描くほど「下手ですねぇ」と言われているような気持ちになっていました。

特に色の使い方でわからないところは先生に尋ねながら描いていました。混色が楽しくて、実験的にいろんな色を混ぜながら、塗り絵を楽しんでいました。そうか、色鉛筆でもハッチングをしながら重ね塗りをすれば美しい色合いが出せるんやなぁと、経験的に知ることができたのは大きかったですね。

僕の絵はほんの一部を除けば全て色鉛筆で描いています。例えば、左上の絵の布団はピンク色に見えると思いますが、ベースになっているのは黄色です。いろんな色を重ねてピンクのようになっているのです。何色も入っています。

これは我流では知りえなかったスキルなので、やはり授業って大事だなぁと思いますね。だけど、授業だけでは描く絵の枚数が限られますので、家庭学習でどれぐらい数を稼げるかという部分で違ってくるはずです。僕の場合、すでに家から出ていった息子の部屋を絵を描く専用の部屋と定め、いろんな絵を描きました。

英語や数学などの授業だって同じですね。授業は大事なんでしょうけれども、我流ではなかなかわからないこともたくさんありますからね。授業で学んだことを、自習で活かすことによって、成績はぐんぐん伸びていきます。授業だけでは駄目だし、自習だけでも駄目でしょう。

メールをくださったEさんには感謝しています。8月になったら少し時間ができますので、絵本を持ってお世話になった先生のところにご挨拶に伺おうと思っています。その先生はすでに『あなたのちからになりたくて』をご覧になっているということですが、ものすごく褒めてくださっていたそうで、本当に嬉しく思っています。

木村達哉拝