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抜き書き

2022.12.10(土) 03:00

本を読んでいろんな表現を知るのは、自分の表現力のクオリティーが上がりますから素敵なことですね。毎日のように「お勧めの一冊」をこちらにアップしているのですが、いろんな表現に出会っては抜き書きをして読み返すことにしています。

抜き書き用のノートにはこだわりがありまして、アピカから出ているノートを使うようにしています。値は張るのですが、安いノートに比べると書きやすいのです。「紳士のノート」というのを使っています。万年筆を使って書いています。

どういうものを抜き書きするか。基準は「自分が書いたら絶対にこうは書けなかった」という表現です。今日アップした『キリン解剖記』の場合は情報を得るために、また刺激を得るために読むのですが、小説の場合にはストーリーと表現を勉強するために(そして楽しむために)読みます。特に浅田次郎先生や向田邦子先生の表現力には脱帽で、とても僕には真似できません。

真似できない!無理だ!と言っていてもしょうがないので、抜き書きをしながら少しでも追いつけるようにしているのです。若き日の浅田先生も抜き書きをされていたと知り、みんな同じなんだなぁと、表現力の高い先人を倣おうとしているんだなぁと、そしてデビューは遅れている僕も然るべきときに備えねばなぁと、考えているのです。

英語も同じです。僕の勉強の中心は『English Express』ですが、中に出てきた知らない表現は抜き書きをしながら覚えています。WordHolicという無料アプリが優れもので、表現と意味を打ち込んで、電車の中で単語カードをめくる要領で見返すようにしています。

日本語にしても英語にしても、インプット量が少ないとアウトプットなどできません。単に自分の経験だけで話をすると、クオリティーが低くなりますので、たくさんの本や新聞を読まねばなりません。文章を書く際には、極めて多くの方々が読むことを想定しますので、文章の組み立てや表現には細心の注意を払うことになります。読んだ人が苦笑するようでは困りますからね。

今年はインプット量が少なかったように思って反省しています。例年より忙しかったのもありますが、怠慢以外の何物でもありません。2023年からはまたしっかり勉強し、インプット量を上げようと考えております。

木村達哉拝

追記
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