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リスニング力とスピーキング力の礎として

2023.09.30(土) 04:00

9月30日。今日は熊本に移動する。明日は九州学院の生徒たちに講演と授業、午後からは指導者の方々にリスニングとスピーキングの力を涵養するための指導法について紹介する。リスニングに関しては「どうして聞けないのか」を考えながら、スピーキングはリスニングに比べれば単純なので2つのトレーニングを紹介しながら、簡単な授業をさせていただく。

ただ、リスニングにしてもスピーキングにしても土台になるのは知識である。よく「考える力」だの「探究活動」などと言うけれども、知識もないような人間には考えることも探究することも不可能である。調べればいいとは言うけれども、最低限の知識もない人間には調べることなどできっこない。

その点で言えば「暗記」は必須アイテムである。この場合の暗記は、たとえば円周率の数字の羅列をひたすら覚えるようなものではなく、理解をベースとした暗記となる。ただ、そうは言っても「努力する」をmake effortsと表現するが、どうしてそう表現するのかを理解するより丸暗記したほうが早いので、よほど興味のある人間以外は「努力する」と言う場合にはmakeを使うのだと覚える。

話を戻すが、リスニングが苦手だとか英語が話せないとか言う人の場合、あまりにも語彙力が不足しているケースが大半ではないか。例えば、海外から来た人が日本語の会話や授業を聞き取れるようになるには、日本語の表現をそれなりに覚えねばならない。

皆さん、こんにちは!木村達哉です。お変わりございませんでしょうか。季節の変わり目でございます。ご自愛専一にてお願いいたします。さて、今日はリスニングとスピーキングの指導法についてお話をいたします。3時間ほどございますので、途中で2回の休憩を取ります。途中で私の写真を撮っていただいても構いませんが、SNS等には必ずアップしてくださいね。では始めます。

この私の「枕」を理解できる外国人がいるとすれば、かなりの語彙力を持っているはずである。「季節の変わり目」「ご自愛専一」など、日本語特有の表現をその人は知っているということになる。英語の場合も同じで、教科書に出てくるような表現だけではバイデン大統領の演説は聞き取れない。

その点で、語彙力はLにしてもSにしても必須アイテムである。英語が聴けるようになりたい、話せるようになりたいという場合、せめて身のまわりの単語、『新ユメタンJr.』に載っているような単語は、英語から日本語、日本語から英語の変換がクイックリーに行えるようにしておきたい。それがあってはじめて、リスニングやスピーキングのトレーニングが生きてくるのである。

木村達哉

追記
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