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英語力をキープするために

2023.10.05(木) 07:00

メルマガには書いたけれども、ある方から質問を受けた。キムタツさんはどうやって英語力を上げ、今まで維持してきたのですか、と。正直言うと、努力してきたという意識はまったくない。英語でご飯を食べてきた身なので、その武器が錆びないようにしないと生活ができないし、せっかく身につけた武器を脱ぎ去る愚を犯したくないのである。

せっかくゴルフができるようになったのにしなくなると驚くほど下手になるだろう。せっかくギターが弾けるようになったのに長いこと手にしなければ速弾きどころか簡単なコードも忘れてしまうだろう。それと同じである。

これまたメルマガに書いたが、毎日それなりのメディアには目を通す。これは英語力云々ではなく、世界中のニュースを読みたいからだ。日本の新聞はどれも報じなさ過ぎるので、BBCやCNN、アルジャジーラなどにざっと目を通す。アルジャジーラはカタールのドーハに拠点を置く国営衛星放送のテレビ局で、日本を含む世界中の国々のニュースを忖度なく流してくれる。

また、西大和学園時代からずっと続けていることがある。北海道大から琉球大までの全ての入試問題を解くのである。学校業界に身を置いているものだから、知っておくべきことはそれなりに多いのだけれども、大学の入試傾向もそのうちのひとつである。配点は主だった大学しか頭に入れていないが、それぞれの国公立大学の問題ぐらいは全部解いておきたい。私大は多すぎて全ては見れていない。

TEDやらCNN、JTなどのアプリがスマホにあるので、それを流してリスニング力をキープしている。大事なのは聞き流すことではなく、分析することだ。聞けなかった箇所がどうして聞けなかったのかを分析し、弱点を埋めねばならない。知らない表現が含まれていたのであれば覚えればいいし、知っている表現なのに聞き取れなかったのであれば音を真似ればいい。

重要なのはいろんな表現を覚えることである。覚えても忘れていくのだが、別に忘れてもまったく構わない。そもそもそれほど頭が良くないことは重々承知の介なのである。忘れてもいいように、手帳に書きつけながら読んだり聞いたりしているのである。覚えてしまった表現はマジックで消せばいいし、まったく頭に入ってこない表現はいつまでも消されないまま手帳に残り続ける。

最後にアウトプット。毎日なんらかの英語を話している。独り言である。例えば、百田さんが新しい政党を立ち上げたけれども、あの政党ってどういう党なんですかと外国人に聞かれたとする。英語で答える場合、2つの問題が生じる。1つはそもそもその政党について知らないと話せないということ。もう1つは単語や表現を知らなければ話せないということ。この2つをカバーするためには、政党の知識と英語の知識が必要である。ChatGPTやNotion AIなどを活用し、DeepLとDeepL  Writeを最大限に利用しながら、英語を話すことにしている。知らなかった表現はまたぞろ書きつけることになる。

この程度の勉強しかしていないけれども、なにしろ本を書くのが本業であって英語の勉強そのものが本業ではないので、大した勉強をしているわけではないじゃないかという声もあるかもしれないのだけれども、そこはご期待に沿えず申し訳ございませんと申し上げるより他はない。

木村達哉

追記
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