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下品な野心を持つ若者へのメッセージ

2023.10.23(月) 12:00

10月23日。アメリカでは英語を話す国民が92%というデータがあるらしい。アメリカの人口は3億4000万人だから、3億1300万人が英語話者である。アメリカなんだから100%かと思いきや、さにあらず。移住者の中には英語を習得しないまま日々の生活を送っている方々が8%もおられるのである。

とは言っても、英語ができることが前提として社会が成り立っていることを感じる。多くの店先にはWe’re hiring.というサインが掲げられているが、客の大半は英語を話すのだから、話せないヒトが雇われることはない。商売ともなればそれなりのカネが動くので、たどたどしい英語しか話せないヒトの出番は無いように思われる。

その点で、高い英語力を身に纏って人生を生きていってやろうと思われる向きは英語を正しく話す力と聞く力を身につけられることをお勧めする。英語を話せるようになりたいというヒトは多いが、話すためにはリスニング力が必須である。その2技能については(時間はかかるが)着実に学びを進めておきたい。

AIは読み書きを得意とするので、DeepLやChatGPTなどを駆使することである程度はカバーできる。確かにそれらが作った英語や日本語の文章を最終判断するのは人間なのだけれども、昭和時代のようなゼロベースで文章を書く必要がなくなったのは朗報である。

一方で、話す聞くの技能については、いくらポケトークのようなディバイスが出現していると言っても心許ない。会話にタイムラグが生じるし、正しく英語(相手が言ったことを機械に翻訳させる場合には日本語)に翻訳できているのかどうかを自分で確認する必要が生じる。ドラえもんの「翻訳こんにゃく」のようにはいかない。

単に試験に合格するための勉強であれば、仮に英語を話せなくても聴きとれなくても、国内の大学ぐらいは合格できるだろう。しかし、18歳以降の人生で英語を使いたいのであればという話をしているのである。高い英語力を身につけ、アメリカで一旗揚げてやるぞ!信じられないぐらい儲けてやるぞ!という下品な野心を持っている若い方は、スピーキングとリスニングの力を爆上げすることだ。

リスニングやスピーキングの勉強法については、英語系YouTubeチャンネルを検索すると溢れかえっているし、灘校で生徒たちがやっていた勉強法は私のメルマガに書いてある。問題はそれらを見たぐらいでは伸びないということだ。大事なのは、なによりあなたが勉強するかどうかなのである。年に365日程度でいいので勉強することである。

木村達哉

追記
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