BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. これぞ青春!

これぞ青春!

2021.04.04(日) 09:45

昨日は興南高校を訪問しました。それについては、このホームページの「訪問記」にアップしておきましたので、そちらをお読みください。今日はアグレスタジアム北谷に沖縄県高校野球春季大会の決勝戦を観に行ってきました。興南VS沖縄尚学。雨は降っていなかったのですが、空は鈍色で、肌寒く感じました。長袖を着ていって正解でした。野球部の生徒たち以外は教員と保護者しか入場できないということでしたが、興南の部長が「木村先生は興南の教員みたいなものだから」と、私の入場の申請をしてくださっていたのです。ありがたい!おとなしくしときます!と言いながらも、図々しいことにバックネット裏ど真ん中で観戦しました。

結果は4-0で興南の勝利。2年ぶりの優勝です。試合直後、我喜屋監督に祝福のメールを送ったところ、あっという間に返信が届きました。人を大切にされる我喜屋先生だなぁと感心し、感激しておりました。

甲子園は青春のあるべき姿!というような言い方をする人がおられますね。試合の実況中継をしているアナウンサーなどが「これぞ青春!」といったような発言をされることも。確かにそうなんでしょうけれども、でもサッカー部やラグビー部、囲碁部や将棋部の生徒たちはその絶叫を聞いて、どんな気持ちになるのでしょうね。どの部活動にも属さず、生徒会活動にいそしむ生徒たちも。

甲子園を目指す生徒たちも、東大をはじめとする難関大学を目指す生徒たちも、文化部の総文で優勝を狙う生徒たちも、まったく同じ「これぞ青春!」です。高みを目指して努力する人の姿が美しいのです。だらだらとスマホを横にしてゲームをしている姿に、人が感動することはありません。なにかしら1つの目標を、高い目標を、一生懸命に目指しているから、それを成し遂げた人の姿に感動するわけです。

とすれば、甲子園も大学も何もかも青春です。自分のレベルを少しでも上げようと努力するのであれば、それが野球であろうと勉強であろうとなんであろうと構わないのです。青春のあるべき姿、そのカタチは1つではありません。一生懸命に何かを追いかける姿があれば、何歳になっても青春なんじゃないでしょうかね。

木村達哉拝