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Uberロボットの運用開始に思う

2024.03.06(水) 09:00

3月6日。Uber Eats Japanが今日から日本橋(東京)で自律走行ロボットによるフードデリバリーサービスを開始したとTECH INSIDERが報じている。ロボットによるデリバリーサービスを提供するのはアメリカについで2か国目とのことである。

横断歩道手前では自動停止するしくみで、信号機等の判断は遠隔でオペレーターが操作。店にロボットが近づくと、その旨が店舗側のタブレットに表示されるそうだ。客のほうはというと、受け取り時にスマホでロックを解除して注文した料理を取り出すことになる。アプリでロボットの位置情報を確認でき、ロボットが近づくとスマホがユーザーに対して、外に出て荷物を受け取るよう通知すると。

鉄腕アトム(英語ではAstro boy)の世代としては、子どもの頃に漫画(当時はアニメという単語がなかった)で見た、ロボットたちが人間の後ろを荷物を抱えて歩く時代が訪れたように思える。こうなると個人的には、ドラえもんの「どこでもドア」の出現を待ちわびているところである。

しかし、このUberロボットの導入理由が日本の人口減少による人手不足であるとの記事を読むと、それほど喜んではいられない。加えて、株価が史上最高値を更新し続けているのにも関わらず、人々は給料が上がらずに老後を心配している。中には日々の暮らしにも困るほど困窮している方々もおられる。

夢に見た未来像は、空を車が飛び交い、ロボットが荷物を運ぶものであった。しかし、大切なことはそこではない。テクノロジーの進歩とともにあった人々の笑顔であり、余暇の充実である。便利になっても人が幸せでなければ全く意味がない。

Uberロボットは今後、日本橋だけではなく、道路状況を見て郊外にも拡大されるそうだ。便利にも思えるけれども、もしもユーザーがため息をつきながら冷えた料理を独りで食べているのであれば、それほど希望に満ちた未来ではないように思える。いくら建物が綺麗になりテクノロジーが進歩しても、建物の中にいる人が、テクノロジーを使う人が、笑顔でなければそんなものは進歩ではない。

木村達哉

追記
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