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流れに掉さす

2024.05.23(木) 10:00

5月23日。ここのところやることが多くて(完全なる言い訳)サボりがちになっていた自分のお尻を叩きながら生きている。メルマガには少し書いたけれども、ドイツ語の勉強はそれなりに進んでいて、自己紹介はできるようになった。暗唱していればその程度は誰でもできる。ただ、それ以外が問題だ。

キムタツチャンネルの更新は久しぶりに行った。字幕を付けるようになって、けっこうな時間を取られるのでついついサボりたくなってしまう。楽しみにしている人たちだって何百人かはいらっしゃるのだと思うからこそ更新ができる。今回は灘校を退職してから毎日続けている英語のトレーニングについて話した(こちら)。

メルマガは3日ほど休ませてもらった。なにしろやることが多くて(はい!言い訳!)。いやいや、決してサボったわけではなくて、主体的に休ませてもらったのである(絶対ウソ!)。いやマジで、ホンマやねんて。

よく集中力が続かなくて困っているという人がいらっしゃるが、私の場合は集中力が問題なのではない。始めれば集中はできる。始めれば。いやいや、それなら始めればいいじゃないかと仰るかもしれないが、それが意外と難しいのである。始めようかなぁ、いやちょっと本を読みたいなぁ、どうしようかなぁ…

そう思っているうちに気が付いたら晩ご飯の時間になっている。晩ご飯を食べたあとは仕事をしてはならないという木村家の家訓にしたがい、パソコンとスマホを離れて本を読む。テレビ番組は「ダーウィンが来た」などを除くとほぼ見ない人間なので、寝るまでは時間はたっぷりある。

勉強というより本を読み続けたいのである。ドイツ語の本を読むこともあれば、向田邦子先生のエッセイを読むこともある。黒田龍之助先生の本を読んでいると外国語を勉強したくなる。遠藤周作先生の小説を読んでいると長崎に行きたくなる。そうこうしている間に今日という日の終わりが近づいてくる。

あぁ、今日は仕事のようなことをまったくしなかったなぁと思いながらベッドに転がるのだけれども、始めなかったのだからしょうがない。宮仕えをしていたときは始業のブザーが鳴ると同僚たちが嫌そうな顔をして立ち上がっていたものだから、私もそれに従っていた。

今は自分のお尻を自分で持ち上げねばならないのだから、そこは四の五の言わずにやるしかない。流れに掉さすということわざがあるが、流れは自分で作らねばならないのだから、こんな文章を書いている場合ではないのであるが、さぁどうしようか。

木村達哉

追記
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