BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. OKINAWA ~My Adopted Home

OKINAWA ~My Adopted Home

2024.09.19(木) 09:00

9月19日。甲子園に帰宅。今回の沖縄ステイはたくさんのウチナーンチュの方々にお会いでき、有意義なものになった。私にとって沖縄はすでに場所ではなく人である。沖縄に戻るんですと言うと、たいていは「沖縄!いいですねぇ!」といったリアクションを頂戴するが、海で泳ぎもしなければ観光客用に作られた場所に行くこともない。人に会いに戻るのだ。

以前はホテルに滞在していたのだけれど、どんなに小さいホテルであってもチェックアウト時にとんでもない額の請求書を頂戴するようになり、税理士と相談した結果、小さい部屋を借りたほうが安くつくのだからそうしようということになった。最初は北谷町で借りていたが、今は宜野湾市である。とても親切な大家さんで助かっている。

また、レンタカー代もある時期からかなり高くなり、であれば自宅の軽自動車を沖縄に運んだほうが安くつくじゃないかと気づいた。六甲アイランドから車を船に乗せて那覇新港に送った。船代は5万ほどだったように思う。沖縄に置いておくとバッテリーがえらいことになるので、興南の先生に自由に使っていいと言ってある。

今回の沖縄では知らない方に声をかけていただいた。えーっと!どこかの学校をお辞めになって興南に入った英語の先生ですよね!お名前を忘れてしまって!とおっしゃるので「木村です」と言うと、そうそう!キムタツ先生ですよね!お会いできて光栄です!英語の!興南の!…と。

興南の木村ではないのだけれども説明するのが面倒なので「そうなんです」と言っておいた。その方にお会いして深く聞かれたら興南を退職したことにしておこう。沖縄はそういう緩さも許されるように思える。

渋滞だらけの沖縄、戦闘機が飛び交う沖縄、子どもたちの貧困が問題の沖縄、でも公園ではたくさんの子どもたちがキャッキャ言いながら走りまわっている沖縄。私が10年前にNPOを立ち上げたときの沖縄とはずいぶん変わってしまったが、これからの沖縄はさらに変わっていくことだろう。ベターな変化であることを切に願う。

来月は宮沢和史さんが総合監修する音楽祭に合わせて戻る予定である。またそのときもたくさんの笑顔に包まれるのは間違いない。すでに「えー!もう帰ったの!来月はいつ来るの!」というご連絡を何通もいただいている。「第二の故郷」をadopted homeと英語では言うが、沖縄はすでに私のそれである。

木村達哉

追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。英語勉強法について、成績向上のメソッドについて、いろいろと書いています。家庭や学校、会社での会話や、学校や塾の先生方は授業での余談にお使いください。