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キリン解剖記

出版社 ナツメ社
著者 郡司芽久

虫や動物が好きで、子どもの頃から様々な生き物を飼っていた僕は、キリンも飼ってみたいと思っていたのです。数年前に、和歌山にあるアドベンチャーワールドでキリンの餌やり体験をしましたが、さすがに個人での飼育は難しいなと思いました。

著者の郡司さんは子どもの頃からキリンが好きで、キリンの解剖数世界一!と言われるほどのキリン研究者になられた方です。時には海岸に漂着したクジラの解剖も手伝いに行くというから驚きます。作中に「博物館の標本収容の原則として、来たるべき未来に役立てられるように3つの無」という言葉が出てきます。その3つが何かは、ご一読いただきたい部分です。

ご自身は「運が良かった」と謙遜なさっています。しかし、努力の神様はいらっしゃるものです。キリンの研究へと導いてくださる師と出会えた幸運やお母様の支えなど、好きなことを突き詰める粘り強さに見られる、努力し続けるという郡司さん自身が運も応援も引き付けたのではないでしょうか。支えてくれる人たちへの感謝の気持ちや謙虚さや素直さなど、素晴らしいお人柄がこの本から伺えました。ぜひ手に取っていただきたい一冊です。