| 出版社 | 早田書房 |
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| 著者 | アヴィ ローブ |
先日ブログでも書きましたが、「地球外生命体がすでに地球にいる」とスタンフォード大学のゲイリー・ノーラン教授が断言しました。断言したのです。この本の著者であるハーバード大学のアヴィ・ローブ天文学科長は、ハワイ語で「遠方からの初めての使者」という意味の「オウムアムア」と名付けられた飛来物が「地球外文明からの探査機」ではないかという可能性を示唆しています。しかし、ハワイ大学などの国際研究チームによって「オウムアムアは完全に天然起源の天体である」とする研究結果が出され、地球外文明由来の人工物であるとする説は否定されました。まるでアヴィ・ローブは現代のガリレオ・ガリレイのようではありませんか。
すでに通り過ぎてしまったオウムアムアを観測することは不可能です。単なる岩石なのか、それとも人類ではない未知の太陽系外の知的生物が作った何らかの飛行体なのか。ゲイリー・ノーランの断言はアヴィ・ローブを景気づけそうで今後の研究結果がまた楽しみになりました。
本書には、天体の話だけでなく、アヴィ・ローブという人が天文学にたどり着くまでの興味深いエピソードもあり、人生はどこでどう方向が決まるかわからない、だから面白いと思いました。
wow！シグナルをいつどのような形で我々地球人が受信して理解するようになるかわかりません。また、ある日を境に地球外生命体と交流することになるかもしれません。「ありえない」と決め込まず、その時が来れば地球以外の生命体と恐れることなく、友好的に交流ができるように心構えをしておくべきではないでしょうか。
