学校訪問記

  1. HOME
  2. 学校訪問記
  3. 山口県立萩高等学校にて講演

山口県立萩高等学校にて講演

2024.10.17(木) 12:00

松下村塾の近くにある山口県立萩高等学校から今年もご依頼を賜り、新山口駅からレンタカーでやってきた。今年で8回目。初年度の先生方は皆さん異動なり退職なりされているので、私がもっとも「古株」となった。おかげでというのも変だけれども、控室へも体育館へも自分で勝手に行っている。

萩高校でも『ユメタン』や『トレセミ』をご採用になっていて、生徒たちはしたがって私の顔とそれぞれの本のイラストとを比較して何やら喋っている。廊下ですれ違う高2と高3の生徒たちは笑顔で挨拶してくれる。頑張ってるか!はい、なんとか!という会話を交わす。

このあたりにも少子高齢化の波は押し寄せ、以前あったコンビニやホテルがなくなりつつある。今回初めて同行したアルク植元君の「コンビニがないですね」という言葉に「以前はここにあったんやけどなくなってるわ」と返す。各地に赴いては同じ会話をしていることに気づく。日本全体が縮小していくのを肌で感じる。

田舎にやってくると心が洗われたものだけれど、最近は決してそうではない。どこもかしこも人がいなくなっていく。そりゃ景色は美しいのだけれども、日本はどうなっていくんだろうと暗澹たる気持ちになる。この日で山口県は3週連続だけれど、どの学校でも入学者が減っていっている。

高1の生徒たちには、いい大学に行っていい企業で働こうとするのは当然としても、自分だけでも生きていける強さと能力を身につけねばならないという話をした。就職した企業が日本限定企業であれば、今後は倒産する可能性がかなり高いことも。海外でも生きていける能力を身につけて、幸せに生きていってほしいと話した。

木村達哉

追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を火木土の週3通無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。アドレスを入れて登録するとメールが届きますので、そのメールで本登録をお済ませください。英語勉強法や成績向上のメソッドについて書いています。英語クイズは語彙力増強にお役立てください。