茨城県立藤代高校で講演。同校では『ユメリス』と『英語リスニング合格の法則』を生徒たちに使ってくださっている。茨城県の学校は竜ケ崎第一高校、水戸第一高校、日立第一高校などを訪問してきたが、同校の訪問は初めて。野球部は甲子園に幾度も出場し、昨年はロッテにドラフト指名された選手がいる。
対象が高3ということなので、今更英語の勉強法でもないのだが、なかなかハートに火が点かない生徒もいるとのこと。能力があっても努力しなければ花開くことはない。生徒のファイティングスピリットを刺激するのに、普段接しておられる先生方の助っ人役として私のような外部の人間の話も多少はスパイスになるだろう。

英語科の先生方が温かく迎えてくださり、生徒たちの現状についてお伺いした。また、校長先生は2005年に私が本を初めて出したときから拙著をお使いくださっているとのことで、教壇に立たれていた頃の話を懐かしそうにされた。特に『東大英語リスニング』は何度も読みましたと仰ってくださり、感謝申し上げた。
生徒たちには、来年の入試は言うまでもないが、それ以後の人生を幸せに生きるためにしっかりと考えて生きるようにという話をした。なんとなく授業を受け、なんとなく大学や学部を決め、そしてなんとなく就職すると、もしかすると後悔することにもなる。人生は意外とやり直しがきかないものである。
質疑応答では野球部の主将をはじめ、多くの生徒たちが手を挙げた。積極的な生徒が多いなという印象を持ったが、彼ら彼女らが幸せに生きることを人生の先輩として願う。お世話になった先生方に手を振って、取手から上野経由で山形まで移動した。明日は山形の子どもたちに講演と授業である。
木村達哉
追記
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