長崎でも有数の進学校、佐世保北高等学校で英語授業と講演を行った。東大や九州大などを志望する生徒たち対象の1コマの授業では、得点源となるリスニングと英作文(和文英訳と自由英作文)を扱った。メルマガには書いたが、リスニングとライティングは満点を狙えるのであるからやらねば損だ。
生徒たちには本来の授業があった。この時間、教室ではなんの授業をしているのと聞くと「生物です」や「地理です」などと答える。そっちに出ずにこっちに来たのかと尋ねると笑顔で頷いている。要は、希望するのであれば木村の特別授業に行っていいよというシステムである。柔軟な対応をする先生方は実に素晴らしい。

講演では来年から大学生になる高3生徒たちに対して、受験までの残された日々でどういう戦略でなにを勉強するのかは人によって違うという話をした。英語が得意で数学が苦手な生徒がいる。英語や数学より理科を優先したい生徒もいる。人によってやるべきことは異なるのである。
異なるのに友達と同じ教材を使い、異なるのに機械的に授業だけ受けている生徒が多いように思う。どんなことでも成功するためには緻密な戦略が必要で、学校には出てくるほうがいいのだけれど、どのように授業を受けるのかはこれまた人によって異なるものである。
生徒たちには、特に難関大を目指す生徒たちの場合には、理科と地歴が合格の鍵を握るということ、そしてそれらをやるために英語数学国語は授業で勉強を完結させて、自宅学習では理科と地歴を集中的にやることなどを話した。
昨日の佐世保西にしても今日の佐世保北にしても、来年もまたお待ちしておりますと先生方から声をかけていただいた。待っていてくださる方がいらっしゃるというのは幸せなことだ。
木村達哉
追記
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