1月25日。今月の沖縄で予定していたことは昨日の西原高校講演をもって全て終わった。私も妻もさくらも沖縄が好きだが、同じぐらい自宅の風呂が好きだし(沖縄の借家にも風呂はあるが、沖縄あるあるで追い焚き機能がない)自分のコースでゴルフをするのも好きだし、書斎で静かに本を読むのも好きである。
そんなわけで、用事が終わると関西に帰ることにしているのだけれど、今回は帰るとまたぞろ寒風と戦わねばならない。それで、あと3日ほど滞在することにした。用事がないので結局は宜野湾の部屋にいてひねもすパソコンに向かう不健康な生活を送ることになるのだけれど。
沖縄の魅力のひとつに昔ながらの大衆食堂がある。個人的な好みはゆし豆腐定食が美味しい「ななほし食堂」(首里)、肉もやしそばが絶品の「みはま食堂」(北谷)、ポーク卵定食とA定食でいつも迷う「花笠食堂」(牧志)がベスト3である。今日はせっかく時間があるのだからと首里のななほし食堂に行き、ゆし豆腐定食をいただいた。
ゆし豆腐定食にしてもA定食にしてもポーク卵定食にしてもどこで食べても中身は同じでしょとおっしゃる方は、申し訳ないが場数が足りない。例えば、ななほし食堂は自家製の豆腐を使って出してくれる。他店のゆし豆腐とまったく違う。沖縄ぜんざいが付いているかどうかも大切なポイント。ご飯が美味しく炊けているかどうかも然り。
お店の雰囲気も大切だ。花笠食堂の場合、おばあが「こっちへ座って」「相席になるよ」としきるのが楽しい。上に書いた3つの大衆食堂は、日と時間によっては行列に並ばねばならないが、並ぶのが大嫌いな私でも少しぐらいなら並んでもいいやという気持ちになる。
沖縄の大衆食堂巡りができればいいなと思うこともあるが、これまた沖縄あるあるなんだけど、定食のご飯が多いのである。「少な目で」と言っているのにこれが少な目かと思うぐらいてんこ盛りが出てくる。したがって、大衆食堂巡りなんてしようものなら数日で何キロも太ることは間違いない。
野菜やコメの値段が上がっているから閉店に追い込まれなければいいのだがと心配するが、特盛りみたいな定食が出てくる大衆食堂が大好きである。どのお店にも特徴があって、好き嫌いがあろうかと思うので、是非あなたのお気に入りを見つけていただきたい。あまり知らないという向きは、まず上記の3店にトライしていただければ。
木村達哉
追記
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