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英語塾の顧問になりまして

2025.06.01(日) 10:00

6月1日。FacebookやXには書いたが、この日からいくつかの英語塾と顧問契約を結んだ。私立の中学校高等学校とは以前から契約を交わし、教職員研修で話したり生徒たちに授業をしたりしてきたが、塾と契約するのは初めてである。今日時点では、光塾、BFW Hub、KID’S ENGLISH、ポピンズ英語教室、スマイリーイングリッシュスクールの5塾である。

英語が嫌いだという子どもが多いらしい。なんとかしたいと日頃から思っている。私などは嫌いもなにも、勉強などほとんどしていなかったのが逆によかった。勉強を押し付けられることなどなかった。ただ、英語が話せるようになったらモテるだろうな、英語ができるようになったら貧乏じゃなくなるだろうなと考えてはいた。

本格的に英語の勉強を始めたのは高二である。

数学とは違って、覚えりゃなんとかなる。覚えるのも嫌だというヒトがいるが、えらいもったいないことをおっしゃる。論理的思考力が必要な数学などは、覚えたうえで考えねばならぬ。発想力が要る。ここに補助線を引けばよかったと言われるとむかむかする。お前が引いておいてくれればいいじゃないかと教師に悪態をつきたくなる。一方、英語や古文は単語などを覚えれば確実に人並み以上になる。

覚えるのは大変じゃないかと言う人もいるが、もちろん大変っちゃ大変なのだろうけれど、要するに九九の要領で少しずつ知識を増やしていけばいいのだ。2の段が終わったら3の段、それが終わったら4の段、そこでいったん2の段からやり直す、という具合いである。

一気に知識を増やすことなど不可能である。そんなレベルを求めているのであれば、それは人間の脳に対してあまりにも大きすぎる期待をしていることになろう。忘れていいのだ。と言うよりもむしろ、忘れるものなのだ。忘れればもう一度覚えればよろしい。そうしている間に、家の住所や親の名前のように、忘れようとしても忘れられない知識となる。

焦るな焦るな。勉強は時間より回数である。いかに反復するかが大切で、ちょっとやそっとじゃ知識にはなってくれない。また忘れてしまったなとため息をつくのではなく、また忘れやがったかと苦笑しながら、脳に「しっかりせいよ」とはっぱをかけながら、また覚えていくのである。

顧問になった塾の子どもたちにはそういう話もしてやろうと思っている。愚直に学べば、英語は誰でもそれなりになる。子どもや保護者に対して直に話せる機会が増えそうで、私自身がわくわくしている。

木村達哉

追記
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