6月9日。すでに三日か四日前のことであるが、広島にいる娘が二人目の娘を産んだ。つまり、二人目の孫ができた。Facebookにたくさんのおめでとうございますが溢れているが、私が産んだわけではないし、しばらく会うこともないだろうから、いまひとつぴんとは来ない。
とは言え、母子ともに健康ということだから胸をなでおろしている。なんだかんだ言って、人間の中から人間が出てくるのである。こんな大変な仕事が他にあろうか。お疲れ様でしたとメッセージを送った。孫の写真が送られてきたが、「キムタツと私に似ているのが残念」とのことであった。
過去にいろいろあった我が家ではあるが娘とは今も昔も仲良しである。二人で沖縄旅行したときの写真だが、興南や首里の先生方に可愛がってもらった。ホエールウォッチングをしたり水族館に行ったりした。その娘が今では二児の母親である。私が歳を取るのも当然か。
生きていればいろんなことがある。生きる力さえあれば、しかしなんとかなる。それより小さい幸せを見つけ、それを喜んだり感謝したりしながら生きることが肝要であるのだなと、この歳になればわかる。娘たち家族にもこれからかなり大きい荒波が襲う日も来よう。しかし、それを乗り越えるためには日々の小さい幸せが要る。
私の場合、先日も広島の黒瀬先生がトマトを送ってくださったが、そういうことがよくある。若い頃は傲慢に生きていたように思うが、最近は感謝ばかりしている。ご縁とご恩を忘れたら人間おしまいだな。強く思いながら日々を過ごしている。人生の残された時間はそんなことばかり考えて生きるのだろう。幸せなことだ。
二人目の孫にいつ会いに行くかわからないが、あちらこちらに行ってばかりいる人間なので、変なウィルスを持ち込むのはよろしくなかろう。涼しい季節がやってくる前に顔を出せたらいいかなと思っている。
木村達哉
追記
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