6月11日。静岡でアパートを借りた件は書いたが、今日はその代わりに沖縄のアパートを引き払った。沖縄には十年ほどか、北谷とその後は宜野湾で過ごしていたが、いろいろ考えて引き払うことにしたのである。理由は二つ。
ラジオ番組が続いていれば借り続けたのだろう。番組が終わったのが昨秋。沖縄が好きで毎月行っていたが、特にラジオ番組を持つようになってからは沖縄の拠点が必要となった。逆に言うと、それが終わったので定期的に行く必要はなくなった。加えて、琉球新報の連載が終わったのも大きい。
今まで続けてきた沖縄での学習支援ボランティアも撤退するのかと心配するウチナーンチュがおられるが、さにあらず。活動は今までどおり。部屋を借りる前に戻るだけである。来てほしいと言われれば行くというカタチにする。ホテル代が高いので部屋を借りたのだが、これからはホテルやウィークリーマンションに滞在することになろう。
もうひとつの理由がさくらである。ANAによると生後6か月未満および7歳以上の犬は、体調に負担がかかるため飛行機に乗せることを慎重に検討する必要がありますとのことである。さくらはすでに7歳で、秋には8歳になる。大切な家族であるから、毎月飛行機に乗せて温度差がこの上なく大きい沖縄に連れていくのはやめることにしたのだ。
上にも書いたが、沖縄から撤退するわけではない。すでに興南高校から授業をしてほしいという依頼を受けている。沖縄の議員や職員の方々に講演をしてくれという依頼もある。「おきなわ学びのネットワーク」というNPO活動は今までどおりである。
ただ、住む場所を引き払ったというだけである。ウチナーンチュの先生方が、なんだか寂しいですねと仰ったが、いやいや、住むところがなくなっただけで、それ以外はなにも変わらんよと言っておいた。今日は興南の先生方が懇親会を持ってくださったが、校長先生や教頭先生以下、多くの先生方と笑顔を交わした。
沖縄は今までどおりに活動をさせていただく。もう来るなと言われるまでは。
木村達哉
追記
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