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宮里藍サントリーレディスオープンを観戦

2025.06.13(金) 01:00

6月13日。ゴルフをする人間にとって尾崎将司や青木功はレジェンドである。男子ゴルフの世界ランキングは1986年にスタートしたが、日本人男子のランキングは今までの最高位が松山英樹の2位。以下、中嶋常幸が4位、尾崎が5位、そして青木は8位である。つまり男子選手で世界一になった選手は今のところいない。

女子ゴルフには世界第一位に君臨した選手がいた。宮里藍である。藍ちゃんと呼ばれることが多く、沖縄県東村出身の可愛い女の子という印象の強い彼女だが、世界ランキング1位に輝いたことがある。2015年のことである。

その宮里藍が監修している大会が毎年この時期に六甲国際GCで行われる「宮里藍サントリーレディスオープン」。昨年初めてギャラリーとして参加したが、すぐ目の前で一流の選手たちがクラブを振る。白球が遥かかなた先のグリーンに乗るのを見て興奮した。来年も絶対に来るぞと誓った。家を出て1時間で六甲国際である。入場料はプロ野球より安い。

藤田さいき選手がキャディーと談笑しながら通り過ぎる。小祝さくら選手のドライバーがうなる。河本結選手が我々ギャラリーに手を振る。他競技と違ってプロゴルフのいいところは自分のすぐ前に選手がいるところだ。頑張って!ナイスバーディー!選手が笑顔で会釈をする。次のホールに歩いていく途中で小学生にボールを手渡しでプレゼントする選手も。われわれおっさんたちが小学生に嫉妬する。よく見る光景である。

クラブハウスには多くの飲食店が並び、焼きそばを食べながらサントリービールを飲んでいるお父さん方。いい天気になってよかったねと笑顔を見せるカップルたち。かく言う私と妻もにこにこ笑いながらホールからホールへと歩いた。

桑木のドライバーすごかったな!
工藤さんの飛距離もびっくりしたわ!
俺ならあのバンカーから出すので精一杯やわ!
みんな、打球が高いね!
ものすごい音がするな。キン!やって!

興奮してばかりいた。そして、プロってのは凄いもんだなと改めて思った。
2番ホール。私のうしろに座っていたご夫婦が、同じ人間なのにわしらがやるとどうして上手くいかんのやろうなと仰っていて可笑しかった。プロは努力する姿を見せないとよく言われるが、掛布さんの言葉どおり「毎日500や1000の素振りなんて努力のうちに入らない」のであろう。

来年も宮里藍サントリーレディスオープンに参加しよう。ゴルフではないが、私もプロの端くれである。努力を自慢する真似だけは金輪際すまいと誓い、帰路についた。

木村達哉

追記
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