8月10日。大雨の予報が出ていたので朝から広島の先生方とやり取りをしていたのだけれど、無事に「夏は広島」セミナーを開催することができた。途中、広島と博多の間で新幹線が動かなくなったという情報が入ったが、どなたも退席しなかった。50人ほどの先生方と授業法を学び合った。
今回の演題は「成績を上げる先生とその指導」とした。吾輩の英語指導がベストというわけではないが、33年間の経験がお役立ていただけるのではないかと思う。成績を上げる先生は3種類ではないかと思い、その3点についてはじっくりと説明した。詳細はメルマガに書いたのでご覧いただきたい。
どうすれば成績というのは上がるのか。先生自身が知らなければ、どんなに良い教材を使っても成績は上がらない。そういう先生に当たってしまった生徒は塾か予備校に行くしかないが、塾予備校の先生方の教え方が良いとは限らない。せっかく高いカネと貴重な時間を使っても成績が上がらんと悲しいわな。
Team KIMUTATSUが20年目を迎えたが、広島は15年ほどだろうか。今では夏と冬の年に二回、こういう勉強会を開催している。いつも修道中学校高等学校をお借りし、広島城北や安田女子をはじめ、公立私立を問わず多くの先生方が参加される。今回もそうだが、他県の先生方もたくさんいらっしゃる。
春はあけぼの、夏はひろしま。
どうしてもこの時期は1945年当時の人びとがどんなだったのかに思いを馳せる。特に広島の夏は暑い。もちろん当時はコンクリート打ちではなかったにせよ、こんなにも暑い広島で原爆を落とされ、摂氏数千度の熱線に襲われたのである。ほんの少しでも被害に遭われた方々の思いを体感したい。だからこそ「夏はひろしま」なのである。
今日の広島は豪雨だった。おそらくこの勉強会を始めてから雨は初めてである。警報が出ていたので街を歩くことができなかったのは残念でならない。2月には「冬もひろしま」が行われる予定である。そのときには勉強会の前に平和記念公園を訪れ、今日のぶんまで祈りを捧げようと思っている。
いつもながら、修道と広島城北の先生方にはお世話になりました。ご参加くださった方々にも感謝申し上げます。若い先生方、うまく成績を上げられない先生方、今日の説明がお役に立てば幸甚です。
木村達哉
追記
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