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お礼状

2025.11.02(日) 10:00

11月2日。午前中はだいたい創作。午後からも創作をすることはたまにあるが、だいたいがあまり脳を使わない仕事と決めている。講演やセミナーがあるとルーティンは崩れるが、家にいるときはこのパターンである。

途中で飽きてくると、お礼状を書く。だいたい日に2通から5通ほどか。これが意外と良い休憩になるし、精神を浄化してくれる。講演で訪問した学校の先生、セミナーにいらした先生、季節のお気遣いをくださった先生の顔、顔、顔を思い浮かべながら万年筆で書くのである。絵本『あなたのちからになりたくて』の原画で作ったポストカードに書くこともあれば、専用の便せんを使うこともある。

この夏から秋にかけてセミナーにいらした先生方はのべ400人から500人ほど。皆さんに出すのはさすがに不可能だが、時間の許す限り、お一人ずつ書くことにしている。届いた側がどう思ってくださるかはわからない。が、ありがたいなと思う気持ちを込めて書く。なんとなくこちらまで気持ちがすっとする。

相手からLINEなどで返事が届くこともあれば届かないこともある。返事を期待しているわけではないので、届かなくてもなんとも思わん。きっと忙しくされているのだろうなと考える。忙しいのは良いことではないか。仕事がなくてぴーぴー言うとるわけではないのやから。

たまに相手からも手書きの葉書きや封書が届くこともあって、かなり嬉しい。LINEやMessengerを使えばいいやないか、いまはタイパや時間対効果の時代やないか、時間の無駄やないか、などと言われるかもしれん。しかし、嬉しいものは嬉しい。こっちは手書きの返信をくれと言っているわけではない。

なんもないのにお礼を言うことはない。忙しい中をセミナーに参加してくださったのである。誰に頼もうかと考えた結果、こんな人間に講演を頼んでくださったのである。木村に食べてほしいとわざわざ送ってくださったのである。気分よくしていただいたのであるから、素直にありがとうございましたと言いたい。

木村達哉

追記
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