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神戸市立上野中学校にて講演

2025.11.05(水) 10:00

11月5日。午後から神戸市立上野中学校の3年生に向けて講演。神戸市立中学校ではここかしこで講演をしているが、灘校野球部監督時代、中体連野球部で一緒に試合や審判をした先生方が今はあちこちで校長になっている。今回もざっくり言えばその関係で講演を依頼された。

健康寿命はだいたい75歳らしい。すると15年が5回あることになる。第1期が15歳まで、第2期が30歳まで、といった具合である。75歳以上生きたら以後はもう頑張らんでもいいやろう。あとは時間にあぐらをかいて、と言いながらそのときにならないとわからんが、自由に生きればいいんじゃないかと今は考えている。

中学3年は人生の1/5が終わる年だということだ。最後の1/5は若い頃のように動けんだろうから、勝負は来春からの3期45年ではないか。上野中学校の生徒たちには第2期に向けてどんな準備をしているのやと問いかけた。生徒たちは天井を見上げたり講師の顔を見詰めたりしながらじっと考えているようだった。

若い頃は明日が来るものと踏んで、安心して寝る。平気で寝る。時間に流される。そして気が付くと、知らないうちに「お前は大人だ」と言われる。焦る。まだ気持ちは中学生なのに、と。社会のことなどなんにも知らんのに、と。だいたいそんなものではないだろうか。

然るべきときが来たらなんとなく大学に入り、然るべきときになればなんとなく就職する人も多い。こんな人生を送るはずじゃなかったのに、こんなに不自由なため息いっぱいの生活を送るはずじゃなかったのに、と後悔しても後の祭り。人生は意外っとやり直せない。やり直せるのは、やり直せる生き方をした人だけだ。

しっかり考えて生きることが大事だと思って生きてきた。かなり計画的に生きてきた。それがよかったのかどうかはわからないけれど、予定どおりに教員になり、計画よりもデビューは遅れたが物書きになった。若いうちは計画を立てるのが面白いのである。現実や今の能力などはクソクラエである。妥協せずにやりたいことをやって生きていこうとすべきやないかな。生徒たちにはそういう話をした。

木村達哉

追記
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