11月6日。昨日は講演会のはしごだった。日中は神戸市立上野中学校、夜19時からは堺市の英語塾、ELS21だった。夜の会について書く。中学1年生から高校3年生まで、約60人ほどの子どもたちと保護者が対象で、120分のロング講演会だった。中学1年生は大丈夫なのかなと心配していたが、杞憂に終わった。
塾長の實光さんのお家は1901年から続く包丁の老舗。先の万博にも協賛しておられた。拙著がお世話になっているのですから講演料はいいですよと申し上げたところ、それでは好きな包丁を1本持っていってくださいとおっしゃる。値段を聞くまでもなく、数万円もするであろう包丁を、したらばこれをと簡単に選べるわけがない。
スタッフの方から説明を受け、なんとなくいいのではないかと思うものを1本選んだところ、プレゼントしてくださったのみならず、四代目自ら妻の名前を彫ってくださるとおっしゃる。感謝というより恐縮至極。これで講演料までいただいたらばちが当たるというものだ。


子どもたちお手製のウェルカムボードが迎えてくれた公民館で21時まで120分の講演。その後、歩いてすぐの塾に移動し、2階で質疑応答会が行われた。生徒だけでなく、小学校の先生をされているという保護者も手を上げた。せっかくの機会であるから、なんでも聞いてもらったほうがいい。
極めて良い雰囲気の中で熱量の高いやり取りが続いた。中学生も高校生も保護者も、それなりに満足してくださったのではないか。皆さん、明るい未来を自分の圧倒的な努力で作っていってくださいと申し上げて帰路についた。自宅に戻ったのは23時前。明日は秋田に向けて朝が早いので、ざぶんと風呂に飛び込んでから体を休めた。
實光さんとスタッフの方々、ありがとうございました。子どもたちも保護者の皆さんも、そりゃ生きていればいろいろありますけれども、幸せな人生を自分の力で築いていってください。またお会いするのを楽しみにしています。
木村達哉
追記
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