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佐賀県立武雄高等学校の全校生徒たちに講演

2025.11.10(月) 08:00

11月10日。県立武雄高校の生徒たち全員に講演。日が合わず、こりゃ佐賀まで行くのは無理ですねということに一旦はなった。ところがあきらめきれない先生方から、であればオンラインでもと再度のご依頼を頂戴した。オンラインはやっていないんですよと言いたかったが、強い熱意を感じた。

武雄高校と言えば創立110年を超える名門校である。とはいっても少子化の荒波には抗えず、2007年に他校と合併して今の併設型中高一貫校となった。県知事や武雄市長などを輩出してきた高校だが、このままではという思いがあられるのかもしれん。

現地で講演をする場合には現地まで行けばいいのだけれど、オンラインとなると機械音痴の顔に汗が噴き出る。たいていは拙宅にアルクが設置してくれたモニターにPCをつなぐ(つなぐのはアルクの植元君)かあるいは、品川のアルク本社まで出向いての講演となる。今回は品川から配信した。

60分間の講演のあとはいつもどおりの質疑応答である。「哲学はなぜ必要か」や「受験に要る教科と要らない教科のバランスはどうすべきか」などの質問が生徒たちから飛んできた。正直、感心した。思わず、先生から事前に仕込まれているのかと尋ねたが、そうではないらしい。生徒たちの質問は人生を幸せに生きるのに本質的で、答える側としてはじっくりと考えた。

本来は武雄まで行き、講演後は武雄温泉にゆっくりつかってなどとケシカランことを考えていたのだが、オンラインでもこうして早々に実現してよかったのだと思う。生徒たちが人生を深く考え、他人を頼らずに自分で生きていける力を身につけることが大切なのである。スタートは早ければ早いほうがいい。

担当の先生にお会いしたことはないが、熱意あるオファーがなければお断りしていただろう。講演後はアルク植元君と、あれだけ熱意がある先生ならこっちから会いに行ってお話ししたいところやなと頷き合った。同校の先生方およびアルクのスタッフたちに感謝しつつ、品川駅近くの和風居酒屋でビールを飲み、新幹線に飛び乗った。

木村達哉

追記
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