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まっすぐに夢を追いかけたいので

2025.12.31(水) 12:00

12月31日。今年も今日で終わり。Gakkenから『3ステップ英語スピーキングドリル』、三省堂から『まるまる反復英文法総復習』を出すことができた。4月から小説の学校に通った。小説を読んでばかりの人生を生きてきたが、書く側にまわるとこんなにも気をつけねばならないことがあるのかと大いに学ぶことになった。

ありがたいことに、出版社からは執筆の依頼をいただいている。来年の春から秋にかけては出版ラッシュとなる。英語嫌いの子どもがいなくなればいいなと思ってすでに脱稿した本は、灘校時代の教え子が編集者をしてくれた。夏前には出せるだろう。

作品を書く時間と他の作家が書いた作品を読む時間、人生をさらに豊かにするために音楽を聴いたり絵画や映画を鑑賞したりする時間、妻とさくらと笑顔で走りまわる時間、学校・教育委員会・政治家・企業からの依頼で講演をする時間など、幸せに生きるために大切で必要な時間をテーブルの上に並べたとき、今の時間の使い方ではよろしくないと判断した。

メルマガ2種類とFacebookだけで十分ではないか。インスタはさくらの写真を貼り付けるだけなので楽しいし、Xはつまらない戯言を呟くだけだが、このブログはSさん(こちらに書いた)から打診されてアルクHP上で始めたものである。しっかりとした文章を綴りたいと思い、一回のポストに一時間ほどかけて書いてきた。20年目ではあるが、20というキリのいい数字でやめるのも手ではないか。そのSさんが退職されたのはいいタイミングであろう。

物書きが無料で文章を書くものではない、と仰ったのは私淑する浅田次郎先生である。私程度が首肯できるほど売れている作家ではない。SNSを駆使してもっと世の人に知っていただかねばならない。が、それでも、である。有限の時間を生きている私には、やるべきことが目の前にてっぺんが見えないほど高く聳え立っている。

毎日平均すると6000PVほどあるらしいこのブログは閉じ、しっかりと作品を創ることにした。とは言っても、メルマガ【Daily KIMUTATSU】と【KIMUTATSU JOURNAL】およびFacebookは続けるし、Facebookは(友達であれば)コメントもしていただける。20年続けたものをやめるのは少しもったいない気もするが、その手の感情的惰性には意味がない。

読んでくださった方々には感謝申し上げます。明日から始まる2026年も幸せで良い年にしましょう。私は小学生時代に抱いた夢をこれまでどおり、否、これまで以上に、まっすぐ追いかけます。

木村達哉