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政府を批判するのもいいけど

2021.07.17(土) 09:00

広島にバッハと、その下僕である東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の皆さん、そして極めてたくさんの報道関係者の方々が、我が愛する広島を訪問し、平和記念公園を自由に行き来する権利を持っているはずの県民をもシャットアウトして、皆さんで物見遊山を楽しんでおられるとのことです。素晴らしい。

まさか被爆者に寄り添うと言いながら手ぶらで帰ることはないでしょう。かなりのお金を広島に落として帰られると思うのですが、平和記念公園内にある観光案内所兼休憩所に立ち寄り、全員でこのTシャツを買い求められてはいかがでしょうね。

僕はたくさんの広島グッズとでも呼ぶべきモノを持っているのですが、このTシャツはお気に入りです。これを着て大阪や神戸を歩いています。特に気にしない性格なので、もしかしたら変なおっさんやなぁと思われているかもしれませんね。広島にしても長崎にしても沖縄にしても福島にしても、それぞれの「グッズ」が家にあふれているのです。

今回の彼らの行動を批判する人もたくさんいらっしゃって、そりゃそうだよなと思うのですが、我々平民にできることは選挙に行くことだけなんですよ。なのにその唯一の行動を放棄する人がこの国は多すぎるんです。だからこんなことになっているということに、早く気づかないといけません。ああいう政府を是としてきたのは国民なんです。

今年はまた選挙がありますが、投票に行かないというのは恥ずかしいことなんだという意識を、みんなで持ちたいものですね。この国は首相の国でも政治家の国でも官僚の国でもなく、私たちみんなの国なのです。なのに国を作る根幹となる投票を放棄するって、国民として考えられない恥です。総選挙の投票率が50%ちょっとしかないのは、世界的に見て極めて異例だし、社会を創るための唯一の機会である投票を棄権する人が半分もいるというこの国は異常なのだと早く気づいたほうがいいのです。そして、投票にも行かないで政府を批判するのは間違いだと、僕は思っています。投票にも行かないのであれば、なにをされてもかまいませんのでお任せします、どうぞ政府の好きなようにしてください、消費税もガンガン上げてください、という姿勢でいればいいのです。

木村達哉拝