オリンピック開催直前になって、昨日書きました音楽担当の方に加えて、文化プログラムに出演する予定だった絵本作家の方まで出演を辞退されたんですね。著書やSNSで発信された内容が教員に対するいじめ行為とか、あるいは先天性疾患のある子どもへの悪意ある発言とか、まぁ要するに音楽担当の方と似たり寄ったりです。

こうなると、もうカオスです。３日後ですよ。そのご本人たちがどうこうより、そういった人たちを誰がどういう経緯で選んだの？ということになるでしょう。組織委員会の方は「われわれが選んだわけじゃない」とおっしゃっているそうですが、あまり直前になって見苦しい責任の押し付け合いは見たくなかったですよねぇ。安心も安全もない大会になるのはわかっていたとはいえ、コロナ以上に不安な大会になってしまいました。考えればこのオリンピック、最初からいろいろありましたね。

１．国立競技場、白紙撤回
２．エンブレム盗用疑惑
３．JOC会長、贈賄疑惑
４．新型コロナウィルスで１年延期
５．森喜朗氏による女性蔑視発言
６．佐々木宏氏による渡辺直美さんの容姿侮蔑発言
７．開会式の音楽担当者、直前に辞任（昨日）
８．文化プログラム出演者、直前に辞退（今日）

とは言え、アスリートの人たちには関係のないことですので、メダルなど気にせずに（と言っても気にしないようなアスリートではあかんのですが）これまでの練習の成果を出してもらえればなぁと思っております。僕はリアルタイムでは観戦しませんが、閉会式が終わってからパラリンピックまでの間にダイジェスト番組をテレビ局が用意するような気がしますので、それを見て楽しもうと思っています。

木村達哉拝