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残念なニュースを見て

2021.08.03(火) 02:00

政府は2日、新型コロナウイルス感染者が急増している地域では自宅療養を基本とし、入院は重症者や重症化のおそれがある人に限ると、療養方針の見直しを発表しました。あぁ、完全に医療崩壊ですね。なのに東京では運動会をやっているんですね。日本の一番の良さって、結局は医療アクセスの良さなんです。風景が美しいとか四季がはっきりしているとか、そういうのもありますよね。でも美しい風景や四季は諸外国にも当たり前に存在しています。

なかなかないのが、「風邪かなと思ったらすぐに医者に行ける」とか「歯が痛いなと思ったらすぐに歯医者さんにかかれる」とかいった医療アクセスです。なんだかんだ言って死んでしまったら四季折々の美しい風景を楽しむことなどできません。死なないことが大事なのです。

菅さんは国民の命と健康を守ると言ってきました。その割には権力者として何もしてこられなかったので、果たしてどうするのかなぁと思って見ていたのですが、重傷者しか入院できないよというのでは何をかいわんやです。それは日本の政治家として「私は能力が低い」と言ったに等しい。

ただ、何度も書いていますが、この状況を招いたのは私たち国民です。与党の政治家たちは「多少のことをやっても、国民は投票してくれるわ」と思っているでしょうし、「どうせ選挙になったら、40パーセントの国民は投票にも行かない馬鹿だから大丈夫だ」と思っていることでしょう。そして残念ですが、その政治家たちの思うとおりに事は運びそうな気がします。先の兵庫県知事選挙だって、驚くほど投票率が低かったのですから。

僕はワクチンを打てずにいます。おそらくもう打てないだろうなとあきらめています。ぜん息の持病はありますが、気を付けながら東京にも沖縄にも行こうと思っています。自分で決めて行動します。決して不要不急ではありませんしね。「ワクチンを打ちましょう」と言っている政治家をテレビで見ては、偏差値の低い人間を政治家にするとこうなるよなぁと思っています。

皆さん、いつ選挙になるかわかりませんが、少なくとも投票には行きましょう。特に政治家に無視されている若い人たち、選挙が近くなるとネットのコメント欄には「野党はだらしない」「野党には任せられない」「野党は反対してばかりだ」という書き込みが爆発的に増えます。安倍さんが首相になってから、特にそういうムーブメントがあります。おそらくコメントを書き込む組織を作ったんでしょう。

でも自民党が野党時代、「与党に反対するのが野党としての任務だ!」と国会でおっしゃいました。なので、決して今の野党が反対しているのは当然なのです。それに対案を出していないわけでもないのです。対案を出してもすべて与党に拒否されているのです。野党というのはそういう存在なのです。また、民主党時代は株価が低くてひどかったというコメントもネット上で踊ります。が、自民党の時代からずっと低かったのです。印象操作というのはそういうものです。民主党がひどいという印象は強いと思いますが、今の自民党はそれよりひどいように思います。

なにより投票に行くこと。いまの与党に入れても野党に入れてもいいと思います。自分の有利になるように、しっかり考えて投票することです。社会全体を考える必要などありません。それを考えるのは政治家の仕事であって、あなたの仕事ではありません。あなたの仕事は自分に有利になるような政党に投票することだけ。その1票でしか国民は意思表示ができないのに、それを放棄するような馬鹿になってはいけません。

それはそれとして、重症化しないと入院できないのであれば、気をつけて過ごしましょう。なにより死なないことが大切です。

木村達哉拝