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大学は高校までとは全然違う場所

2021.12.14(火) 04:50

大学のオープンキャンパスに行って、逆にやる気を失くしたという高2生徒からメールが届きました。キャッキャ言いながら大笑いしている大学生が馬鹿っぽく見えたというのが理由なんだそうですが、まぁ大学って、東京大学でさえも上野先生が「東大には何もない」と仰っているぐらいなので、高い教育が与えられるのを待っているとナンダコレハと思うことになるかもしれませんね。

同じく上野先生が「でも、求めれば東大には何でもある」と仰っています。自分はこういうことがやってみたいと進んで求めれば、東京大学にはすべての学問があるということです。大学って自立した大人が学ぶ場所であって、教員側から学生たちに手取り足取り提供する場所ではありません。ですから、馬鹿っぽく見えた大学生たちでさえも、高校時代とは違う学びをしているということですね。まぁ、大学でも手取り足取りを売りにしているところが最近ではありますけどね。そしてそういうところには行かないほうがいいと思いますけど。

動画では、僕の大学時代について話しました。僕はとにかく家を出たかったんです。貧乏でした。でも、自宅の世話にこれ以上なりたくなかったんですよ。だから、自宅から2時間弱で行ける場所に関西学院大学はありましたが、下宿生活を送ることにしました。仕送りは要らないと、親には伝えました。たまに母が米を送ってくれましたが、カネは送らなくていいと言いましたし、そもそもカネなんかない家でしたからね。動画はこちらです。写真は関西学院大学です。

 

大学ではあまり勉強しませんでしたが、経験値を積むことができました。それが現在の僕につながっていますので、大学に行ってよかったなと思っています。経験値は知恵(考える力)を得るために、知識とともに非常に大事な要素ですからね。やった経験がないことは全てやる価値がありますし、行った経験のない場所は全て行く価値があります。それと、動画で話しましたとおりの読書量をがんばって維持しました。社会に出るとなかなか本を読む時間がないかなと思ったからです。

動画が参考になれば幸いです。確かにオープンキャンパスってやり過ぎている感がある大学もあるかもしれませんけれども、大学って自分次第でいくらでも有意義に過ごせるんです。何も与えてはくれませんけどね。自分から獲りに行く感覚なんですよね。僕は「大学には行った方がいい」派です。HPで研究内容を調べてから行くようにすれば、さらに充実した大学生活を送れるんじゃないでしょうか。その点で、今の生徒たちは僕らの頃より何倍も恵まれていますよ。

木村達哉拝