BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 英語学習の両輪として

英語学習の両輪として

2022.05.06(金) 10:30

福島県の先生からメールを頂戴しました。これまでは進学校に所属しておられたんです。僕も何度か呼んでいただきまして、講演なり授業なりをさせていただきました。その先生が、別の高校に異動になったんですって。そこは進学校ではなく、中学英語も理解できていない子たちもいると書かれていました。

そこで三省堂の『中学英語まるまる総復習』という僕の本を採用してくださいましてね。さらに、それが終わったら文英堂の『英語反復トレーニング』を採用する予定だとのこと。いやぁ、ありがたいことです。多くの生徒たちに外国語の勉強を、そりゃある程度のレベルにならないと苦しいこともあるけれども、楽しんでいただければなぁと思っています。

その先生のメールには、指導上気をつけるべき点はなんでしょうかと書かれてありましたので、著者として、あるいは灘校時代に僕自身が気をつけていたという意味で先輩教員として、3つの点で注意されるといいのではないでしょうかと返信をしました。こちらの動画で話しましたので、よければご覧ください。

特に英語が苦手な人の場合、その原因はたいてい語彙力不足にあります。加えて、英語のルールをしっかり理解していないということもあるでしょう。ルールについては、それほどオタクになる必要はありません。しかし、極めて基本的な部分については理解しておかないと言語活動が楽しめません。その点では語彙とルールは、これは日本語習得にも言えますが、大切な両輪なのです。

僕の著作が多少でもご指導のお役に立てば、そして生徒たちの英語習得のお役に立てば、嬉しいなぁと思っています。どこまでいっても新しい語彙が出てくるのは日本語も英語も同じですが、最低でも中学や高校初級レベルの語彙は身につけて、身のまわりのことぐらいは英語で話せる程度になりたいものです。そうすれば、もっと勉強したくなっていきます。

木村達哉拝