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教養を身につけるための3つの要素

2022.12.22(木) 12:00

教養を深めるためにどうすればいいのでしょうと尋ねられることがよくあります。が、そういう人に語っても、おそらく実行しないように思うんです。どうも最近の僕は、対策的に教養を身につけたい人たちからの声に疲弊してしまっていて、勝手にしろよという気持ちになっています。

教養は昨日今日始めた勉強では身につきません。昨日のブログにも書いたのですが、視野を広げて教養を深めるためには3つの方法があります。否、3つしかないように思います。そして教養を身につけることによって、自由な思考を手に入れることができます。誰かの思考を押し付けられることなく、自分で考えることができるようになります。

教養を身につけるための1つめ。人から学ぶことです。特に自分とは違う考え方の人、自分の経験を凌駕するような経験をしている人から学ぶことです。そうすることで、今までとは違う世界に行くことができます。数多くの人に会って話をすることで教養は身につきます。

2つ目。本から学ぶことです。APU学長の出口先生は「人生の5割は本から学ぶ」と仰っていますが、人から学ぶと言ったって会う人の数がそれほど多くないことを考えると、本からが一番学びやすいのは言うまでもありません。本を読むというのはつまり、著者に会うことです。著者の考えに触れ、自分のそれと比較し、アウフヘーベンさせることです。

3つ目は旅です。日常(ルーティン)から離れ、いろんな場所に行き、いろんなことを考えます。旅先で人に会い、旅先で書物を繙き、思考を深めます。オプショナルツアーに参加したり、名物を求め歩いたりするような「旅」は旅行です。

一人か二人で旅をし、自分を見つめ直し、考えを深めることです。ただ、それにしたって人と会ったり本を開いたりしないと、単なる旅行で終わることもあります。

教養は自由な思考につながります。誰かがSNSでつぶやいたようなことに影響を受けることもなく、しっかりと自分の考えを持ち、さらにはそれを日常的に、カメレオンみたいに、変化させます。間違っていたなと思ったら、方向を転換させます。そのために本を、驚異的にたくさんの本を、繙きます。

昨日書いた「外に出る」というのはそういうことだと僕は考えています。日々のルーティンに浸らず、内と外を行ったり来たりしながら、どんどん成長していきたいものです。

木村達哉拝

追記
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