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変態的な方と気の毒な方のために

2023.01.31(火) 12:00

今日で1月も終わり。毎年元旦にカレンダーを付け替える。はばかりのタオルを交換するのと同じというわけにもいかず、それなりの気持ちでいつもの場所に掲げるのだが、それも明日からは2枚目となり、付け替えたときの気持ちはかなり薄れているのが情けない。

自分への期待値が高いわけではないし、59歳にもなって大したことができるわけもなかろうと思いながらも理想に向けてもがきながら生きている。100歳まであと41年もあるのだからもっとまともなことをと思いながら、気がつくとさくらと笑顔で走り回ったり、ドライバーを振りまわしたりする日々である。こんなおっさんが体重2キロの小犬と走り回っている姿はおそらく奇々怪々であろう。

要するに、そういう類の人間なのである。

が、こんな人間であっても人さまの前で話してほしいというご依頼は毎日のように届く。今年のFirst Speechは創学舎高校に在籍する不登校の生徒たちへの講演であった。オーディエンスの子どもたちや保護者がどのように感じたのかはわからないが、こんなウンコみたいな人間でも大人になれば比較的まともに生きているんだなぁとでも思ってくれたのであれば嬉しい。その考え方は正しい。

また、昨年講演で行かせていただいた弘前高校や高知高校から、また懲りもせずに依頼が届いている。弘前高校はご存じのとおり、太宰先生の母校である。高知高校はわがドラゴンズの木下選手の母校であり、多くの野球選手を輩出している名門である。

そんな素晴らしい学校にはもっと然るべき人物が似合うのではないかと思われるが、こちらとしても断る理由がないどころか光栄至極のことなので、今年も喜びいさんで出かけていくのであろう。

また、各地の教育委員会が主催するイベントや塾予備校が主催するイベントも多数あり、モシカシタラオレヲスマップノヒトトマチガエトルンジャナイカと恐れ戦いている日々である。そういえば霧島市教育委員会のエライ人からもメールが届いていたな。

書くのが仕事であり、したがって本をひたすら読んでインプットしている。その中から毎年新しい視点が生まれるし、これまでの自分の幼い考え方を批判しながら過ごしている。成長と言えるほどの成長はしていないにしても、私の話を主体的に聞きにいらっしゃる変態的な方々と、私の話を強制的に聞かされる気の毒な方々のために、それなりの準備をして講演会に臨もうと思う。

木村達哉拝

追記
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