BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 書きかけの小説について

書きかけの小説について

2023.02.01(水) 12:00

昨年はnoteに小説を書かれていたのに、もう書かないんですか?とたまぁに尋ねられる。いや、それが事情があってとお答えする。これがルーティンになっているので、こちらにその事情を書く。結論から言えば、小説をネット上に書く場合、それがどんなに人気を博したとしても、文学賞の対象にならないのである。賞が欲しいわけではない。それより製本化されないのが悔しいのである。

noteに書いた小説を読んだ編集者が、おぉ!これはいい!この小説を本に!なんてハピネスが訪れるとは考えづらく、さらに言うなら世の中におけるほぼ全ての文学賞は「ネット上のものを除く」となっている。また、小説を応募する場合の対象は「ネットにアップしていない作品」という条件が付いている。アップしているものは削除されたし、とある。

したがって、昨年書いた「学校の神様」はすべて削除せざるを得なくなった。およそ50000人の方々が「スキ」をクリックして下さったのに、である(一部のデータに嘘が混じっているが気にしない)。

あの小説は実際にあったエピソードに少し肉付けしたものだ。読んでくださった方々からはそれなりの「スキ」をいただいたので、一定の意味はあったかなと思っている。なにしろ小説を書くのは浪人時代以来なので、試し書きのつもりで書いていたのも否定できない。

作品が常に製本化されるわけがないのは重々承知している。英語の問題集だって然り。こんなのを書いたんですとプリントアウトしたものを編集者には見せたものの、結局はゴミ箱行きになってしまったものは10以上ある。書いても本になるとは限らないのだ。

であれば、数を書くしかない。小説を100本ほど書いたら1本ぐらいモノになるかなと思っている。99本が捨てられても、それはしょうがない。評価というのはそういうものだ。人生は100打数1安打で充分なのである。

自分の文章を愛読してくださっている方々もそれなりにいらっしゃって、メルマガは7500名ほどが登録してくださっている。英語や教育が主要コンテンツのメルマガではあるが、文章を読んでいただけるのは、仮に「いいね」や「スキ」をいただけなくても嬉しいものだ。

以前、なにかで浅田次郎先生が、物書きは矜持として書いたものを無料で晒すべきではないと強く主張されていて、さもありなんと膝を叩いた自分ではあるが、このブログにしてもnoteにしてもメルマガにしてもSNSにしても、そうは言っても読んでくださっている方々がかなりたくさんいらっしゃることを考慮に入れ、わが師と敬愛する浅田先生には大変申し訳ないのだけれど、これからも無料で文章を垂れ流していこうと思う。で、それはそれとして、小説は密かに書き続けていこう。

木村達哉拝

追記
無料メルマガ「KIMUTATSU JOURNAL」でもろもろ配信しています。メルマガを読みたいという方はこちらからご登録をお願いします。週2~3通のメールが私から届きます。よろしくお願いします。