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教え子、芦屋市長になるの巻

2023.04.23(日) 08:50

高島崚輔が芦屋市長選に出馬すると聞いたときは、組織を持たない彼にとってはかなりの苦戦を強いられるだろうなと思った。西大和学園で10年間勤務したとき、選挙の裏側を思う存分に見せつけられたものだから、クリーンな彼には似つかわしくないとさえ思えた。

したがって、開票結果をNHKで見て、喜びよりもむしろ驚きのほうが大きかった。彼は私の教え子のひとりに過ぎないし、政治家になっているのは彼だけではない。が、親の七光りを利用せずに政治家になった教え子は彼が初めてである。それも市会議員から積み上げての首長ではなく、いきなりの首長である。

祝福すべきことではあるにしても、期待が大きければ大きいほど失望も大きくなるものだ。人口が激減しているのは芦屋市だけではない。日本全体がシュリンクしていくなか、ある市町村だけが激増していくというケースはレアであろう。そのプロセスで、彼に対して失望感が広がるのは容易に想像できる。

また、どの党にも属していないという点で、駆け出しの橋下徹氏が苦労なさったように、既得権益との闘いも待ち受けているのは間違いないだろう。灘校からハーバード大学という点では華やかに思えるだろうけれども、泥にまみれるのは初めてなのだ。

彼を教えた教員のひとりとしては、強いリーダーシップを発揮してもらいたいと切に願う。確かに抵抗勢力や反対意見も多数あるだろう。確かに他人の意見を傾聴する性質が備わっているのは各メディアが報じているとおり。しかし、リーダーというのは聞いてばかりではいられない。最終的には自分独りの責任で決定を下さねばならないのである。

その点で、リーダーは非情な要素を持っていなければならず、したがって孤独である。彼の場合には家族に恵まれているので、おそらく内外に敵がいるという状態にはならないはずではあるが、それでも「こんなはずではなかった」と眉間に皴を寄せる夜もあろう。強いリーダーというのは、それを跳ねのけながら、人々をハピネスに導く存在なのである。

再度書く。高島崚輔には強いリーダーになってもらいたい。そのためにも当選の喜びは早々に消し去り、山積している芦屋市の諸問題にいち早く取り組んでもらいたい。

木村達哉

追記
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