25日（火曜日）に豊見城市で「第73回社会を明るくする運動」の那覇保護区大会が開催される。保護司の方からご連絡を賜り、講演をしていただきたいとのこと。保護司というのは要するに犯罪を犯してしまった人や非行に走ってしまった人の更生をボランティアで請け負っている立派な方々である。

内閣総理大臣メッセージから始まり、眼前に那覇市長や豊見城市長がでんとお構えになっている場所で私のようなヤマトンチュに何を喋れと言うのか。確かにジュンク堂書店や琉球新報のイベント会場でトークショーは幾度となく行ってきたが、今回のこいつはそんなものではなかろう。

恐る恐る「私でいいのでしょうか」と尋ねたのだが、担当の方は以前から私の講演にいらっしゃっていたらしく、アンナフザケタコウエンデイイノカと恐れおののく私に対して「まさにあのような講演をお願いします」とのたまうではないか。なんと変わった方なのだろう。

結局のところ、私が生きてきたプロセスと、小学生の頃から考えてきた人生論（というほど大層なものではないが）を話すしかないという結論に達している。600名ほどのウチナーンチュの方々の前で、恥も外聞もなく40分あまり話すらしいけれども、ご参加くださる方々をがっかりさせないように、いつもどおりの漫談を披露申しあげよう。

木村達哉

追記
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