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ぜん息

2023.10.04(水) 02:00

10月4日。今日からまた沖縄に戻っている。6日と10日にラジオの収録があるが、それ以外には何の用事も仕事もボランティアも入っていない。ゆっくりと抱えている執筆の仕事をこなそうと思う。沖縄は蒸し暑くてとてもウォーキングができる気候ではない。食べ過ぎると一気に太る。太ると呼吸ができなくなる。

中3のときにぜん息を発症したことで、それ以降はsport-centeredな人生ではなかった。少し動くと呼吸が苦しくなった。また、食べ過ぎると呼吸が苦しくなり、小食を貫いてきた。今でも夕食は味噌汁とおかず1品があれば十分すぎる。また、ぜん息患者ならわかってもらえると思うが、呼吸をするとヒューヒューと喉が音を鳴らす。それを聞かれるのが嫌で、浅い呼吸を続けてきた。

高2のときだったかには70日ほど学校を欠席した。たまに登校すると腫れ物に触るかのように扱われた。生来うるさいのが大嫌いなので、人が周囲に寄ってこないのは好都合だった。こんな障がい者がまともな仕事に就けるわけがないと腹をくくっていた。が、大学時代にいい吸入薬が出たお陰で今に至っている。

気の毒にと思われることもあったが、悪いことばかりではなかった。何より体の弱い人たちの気持ちが手に取るようにわかるので、その点では教員になってよかったように思う。放っておいてほしいなと思うときもあり、そういうときに大丈夫かと近づいてこられるのは苦痛なのである。

加えて、負けてたまるかボケ!というファイティングスピリットだけは人一倍どころか人の何倍も強いように思う。そのために本当はしんどいのに頑張り過ぎて体調を崩すことも少なくはなかったけれども、それでも燃える闘魂がなければまともな成果物を作ることはできなかっただろう。

この病気とは死ぬまで付き合っていくことになるのだろう。とは言っても、この病気のために死ぬことは避けたいので、自分で睡眠時間や食べ物を考えながら、仕事は決して無理することなく、それなりに仲良く付き合っていこうと思っている。

木村達哉

追記
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