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帰国 ~幸せに生きて満足して死のう

2023.10.25(水) 10:20

24日の13時のフライトで帰国した。成田空港経由、伊丹に降りたったのは25日の20時頃である。約10時間、飛行機の中で過ごしたことになる。行きと同じで一睡もせず、「古畑任三郎」「怪物」「名探偵コナン」などを見て過ごした。映画もテレビも見ない性質なので、これだけでずいぶん疲れた。向田邦子のエッセイを一冊読み終えた。

思うに、日本人は親切である。空港のグランドスタッフたちも乗客に対する精神的ケアを心掛けている。アメリカではベルトコンベヤーに乗せられた商品のごとき扱いで、スタッフの笑顔や「お疲れ様でした」を聞くことはなかった。完全に自己責任に基づく大人扱いだった。

海外移住を考えることは子どもの頃から多かった。フランスでもアメリカでもフードコートやスーパーやバスで犬を連れた人たちがいらっしゃった。犬が大好きな私としては向いているのかもしれない。日本のスーパーにさくらを連れて入ることはできない。

ただ、ぜん息を持っている私としては医療アクセスの良い国でなければ困る。何年間もひどい発作は出ていないけれども、万が一ということがある。今も講演で出歩くときにはバッグに吸入薬を潜ませている。その点で、日本は私にとって良い国である。

が、もしも持病がなければどうだろうと考える。働いても得る給与が少ない日本で果たして生き続けるだろうか。それとも英語力とスキルを磨き続け、何千万ものサラリーを得て、自由に休みを取り、極めて長期のバカンスをイタリアやフランスで楽しむだろうか。人生の時間がかなり残っているなら、おそらく私は後者を選ぶ。健康というアイテムがあればの話だけれど。

今回の行方不明では得るものが非常に多かった。自分の人生を冷静に考えることとなった。そして日本を考える機会にもなったという点でもよかった。これからの人生に活かしていこう。また、講演やセミナーで私の話を聞きたいと集まってくださる方々に、感じたことを話そうと思う。

人間にとって大切なのは幸せに生きて、満足して死ぬことである。わずか数十年の人生である。いがみ合って、眉間に皴を寄せて、人の悪口陰口を言いながら生きたくはない。他人の目線を気にしながらおどおどと生きたくはない。これが無いあれが無いと嘆きながら生きたくはない。私は私自身と私の周囲の人たちの幸せのために、これからも笑顔で生きよう。そのためにしっかりと勉強しよう。そう強く感じさせたアメリカに感謝したい。

木村達哉

追記
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