10月28日。瀬戸高校さんをお借りして、チームキムタツ岡山支部の勉強会。幹事の流尾先生と目﨑先生から岡山の先生方にお声がけいただき、多数の先生方がお集まりになった。毎年4月と10月に定例で開催されているお陰で、岡山の先生方の多くと顔馴染みになったのはありがたい。

先生方から質問を受け付け、それに回答しながら進めるという方式での勉強会であった。事前にいただいていた質問は「共通テストで高得点を取る指導」「辞書指導」「和訳指導」「AIの活用法」であった。タブレットを使ったからといって成績が上がるわけではないが、AIは活用すべきだと思う。生成AIについてはこちらでもお話をさせていただいたので、是非ご覧いただきたい。

共通テストに関しては短期的な対策をしても全く役に立たない。少なくとも英語に関しては確実にそう言える。直前問題集をやるかどうかで決まるものでもない。対策ではなく、英語力を着実に積み上げていく勉強法が結局は近道なのである。

教員に関して言えば、まずは生徒の英語力を向上させるためのシラバスをどう作るかがほとんど全てではないだろうか。修学旅行に行くのに行程を決めない学校は無いと思うが、生徒たちの進路保障をするのに指導シラバスを作成しない学校があまりにも多いのには驚かされる。

灘校時代のシラバスを参加者に配付し、現在のシラバスがどうであれ、個人の理想的シラバスをしっかり作り、それを同僚と突き合わせて最終的にその学年のシラバスを決定すべきであって、テキトーに教科書をこのペースで進めましょう的な考えではほとんど数字を上げることはできない。

幹事の先生方、参加者の先生方、そして後方にブースを作ってくださった三省堂、カシオ計算機、ラーンズの皆さんには深く感謝申し上げます。私の説明がそれなりに役に立ったのであれば幸甚の至りです。また4月にお会いするのを楽しみにしています。

木村達哉

追記
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