BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 県立安積高校にて ~全力で愛せ!

県立安積高校にて ~全力で愛せ!

2023.12.14(木) 03:00

12月14日。赤穂浪士の日である。討ち入りをするわけもなく、県立安積高校の生徒たちに講演をした。同校は県を代表する進学校ではあるが、最近は東大などの難関大学への合格者が減っている。今年は福島県から東大に合格した生徒数が日本の都道府県でワースト5に入ったというので、先生方もそれなりの想いを持っておられるのだろう。今回の演題は「難関大学に合格するために」となっていた。

合格するためには受験しなければ始まらない。灘校の生徒たちは業者の模試の判定がDであろうとEであろうと受験する。誰がつけたかわからない記号で人生を決めるほど愚かなことはない。自分がこうと決めた人生を生きるのがいいのである。

安積高校の生徒たちにはそう訴えた。そのための努力をするのは言うまでもないけれども、努力をしたのであればチャレンジすべきである。安きに流れる癖が身につくと、入りたくもない大学に入り、働きたくもない会社で働き、愛しているわけでもない相手と結婚することになりかねない。

自分が好きになった相手(それが大学であろうと人であろうと)には情熱を注ぐべきである。大学の場合にはいかにその大学を愛しているかを示すのが勉強の努力量だとすれば、しっかりと努力して愛する大学に認めてもらうことである。

入れそうな大学に入り、入れそうな会社に入り、口説けそうな人と一緒になるというのでは、その相手にも失礼というものじゃないかという話をした。大学の場合、どういう大学のどういう学部でどういう研究ができるのかを調べ、惚れたところがあれば全力で努力すべきだ。

生徒たちは静かに頷いていた。以前は福島県から20人近い東大生が生まれていたのである。ポテンシャルが低いとは思えない。しっかりと努力をし、自信を持って1つも2つも上のハードルを越えようとする人であってほしい。失敗したら飛び直せばいいだけじゃないか。

チャレンジ!だの挑戦!だのと言いながら、まったく挑戦せずに無難に生きる生徒たち。これでは日本の将来はすべて超進学校の卒業生が作り出すものになる。それではかなりバランスの悪い国になってしまう。地方からもどんどん東京大学に向かえばいいのである。

木村達哉

追記
メールマガジン「KIMUTATSU JOURNAL」を無料配信しています。読みたいという方はこちらからご登録ください。週2~3通のメルマガが私から届きます。勉強について、英語について、幸せについて、人生について、お金について、書いています。