2月10日。明日は第一ゼミナール主催のイベントがあるので準備。たった40分の講演なので、話すべきことをしぼっておかないといけない。あれもこれもと欲張りすぎると聞いている側がケッキョクナニガダイジダッタンダ?という思いに陥る。
それは私も高校時代、何度も何度もつまらない講演を聞かされる側だったので理解している。教師はなんとか生徒たちに力とモチベーションを上げてもらおうとして、今の私のような人を呼んで講演をさせる。が、教師にとって面白いものと生徒にとって面白いものとは全く異なることを理解しない教師がいる。
したがって生徒たちの多くは、私もそうだったけれども、1分でも1秒でも早く終われと講演中に願っているのだが、その想いが届くことは無い。酷い場合には、もうそろそろ終わりに近づいている時間なのに「えー、ね!はい!今からですね、大事なことを3つ言います!」などと仰る。なにが「ね!」だと講演者をしばき倒したい気持ちにかられる。3つも要らない。否、1つも要らない。
ところが話す側になると、それなりに朝青龍並みに気合いを入れて準備をし、心を込めて話すのである。オーディエンスの態度次第ではどんどん長くなる。主催者に言われた時間より10分ほど短くするようにしているのに、気がつくと…ということになる。
明日はオンラインなので、動画サイトでも見るつもりでのんびり聞いていただければいいし、気に入らなければ自由に退出していただいてもいいのだけれども、それでも中には「こりゃ役に立つ!」とか「こんな面白い講演はないぞ!」とか思ってくださっている奇特な方々もおられるはずだ。
そういう方々のために、心を込めてお話をさせていただくことにしよう。
木村達哉
追記
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