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書店文化

2024.02.21(水) 10:00

神奈川県藤沢市のジュンク堂書店さんでキムタツさんの本が並べられていましたと連絡をくださった方がいらっしゃって嬉しく思っている。物書きというのは本代のほんの数パーセントのおあしを頂いて生活しているので、何より目に入れていただかないと話にならない。

その点で、こうして面陳列していただける書店さんには足を向けて寝ることができない。寝る前には神奈川県の位置を確認してから布団に入ることにしよう。ジュンク堂書店の学参担当の店員さん、ありがとうございます。本来であれば訪問してサイン色紙の1枚でも置かせていただくところですが、拙ブログにてお礼申し上げる失礼をご容赦ください。

Amazonが幅を利かせているだけでなくどんどん幅寄せしていることもあって、街から書店が消えていく。拙宅から歩いてすぐのところにあった小さな書店も昨秋にシャッターが下ろされた。万引き上等な書店が成立するのは日本特有だと聞いたことがあるが、その書店文化が消えていくのを見るのはなかなかに辛い。

私の著作については、書店よりもむしろ学校や塾で買っていただくことが多いようだ。それでもこうして書店の、決して多くない棚に、しかも縦に差せばもっと多くの本が置けるのに面陳列で置いていただけるのは幸せである。

だからこそ、書店さんのためになにかできないかなと思う。私のイベントなど、それほど多くの方がいらっしゃるわけではないにしても、あるいはすでに書店イベントそのものが著名人だけのものになりつつあるのかもしれないけれど、書店文化を守るためにもご協力させていただければと思う。

私が天国か地獄に旅立つ頃、この国にはいくつの書店が残っているのだろう。夕方になるとラッパを吹きながら現れた豆腐屋や、チャルメラを吹きながら近づいてきたラーメン屋台が姿を消して久しいが、本屋さんってどの町にもあったのにねと言われる時代が来ないことを切に願う。

木村達哉

追記
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