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得意を1冊、不得意を1冊

2021.04.15(木) 08:00

紀伊國屋書店梅田本店さんに顔を出してきました。キムタツ&紀伊國屋書店のコラボ企画で、本棚3つに私の選書130冊がすべて面陳で並んでいます。2冊以上お買い上げいただくと、私のコラム集(130冊の書評集)が2番レジでもらえます。コラム集をいただきたいのですがと言っていただけますでしょうか。すべて私の書きおろしです。よろしくお願いします。

本を読んだら書評を書きます。だいたい500~700字程度で。それほど長い書評じゃないですが、それを誰かに読んでもらいたくて書くので、なにより本の中身についてあまり触れるといけませんし、長すぎると読んでもらえないでしょうし、それなりに文章を練ることになります。読書から書評を書く流れがずっとできあがっているのは、私にとって非常に良い習慣になっています。

本を読み終わってしばらく経つと、内容を忘れてしまっていることがありますよね。せっかく時間をかけて読んだのに「読後感が良かった」「感動した」程度のイメージしか残っていないのでは、あまりにももったいないように思われます。

本を読むという行為はインプットです。一方、書評を書くのはアウトプット。立花隆先生がおっしゃっているように、「インプットは常にアウトプットをもって完結する」のです。インプットしたままでは、そのうち忘れ去られてしまいます。それをアウトプットすることで、脳に刷り込まれるのです。それは英単語や日本史の知識も同じ。覚えるだけではなく、それを使って話そう、書こうとすることが大切なのですね。

紀伊國屋書店梅田本店さんのフェアは22日までです。特に関西にお住いの方はどうぞ足をお運びください。2冊以上をゲットして、2番レジでコラムをお受け取りください。なお、2冊の選び方はお任せしますが、好きな分野のものを1冊と不得意な分野のものを1冊選ばれると、知性の幅が広がっていいと思われます。こんなのは読んだことがないんだよねという本を1冊、手に取ってみてください。

木村達哉拝