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「九人脳」

2024.05.15(水) 10:30

5月15日。沖縄は本土復帰記念日である。毎年この日の沖縄は基地の近くにいるとなかなかに喧しいのだが、今日は静かであった。怒鳴っている街宣車はいなかった。アメリカンビレッジのメイクマン(沖縄のホームセンター)で笑顔の米兵たちが買い物をしていた。

その復帰記念日に「九人脳」を観劇した。場所は那覇市銘苅。興南高校からすぐの場所にある小さい演劇スペースである。沖縄を代表する9人の脚本家による9つのストーリーを、くじ引きで決められた俳優さんたちが演じるという企画である。持ち時間はそれぞれ20分程度だっただろうか。

どのストーリーもすべて最初の台詞は「だから言ったさ」。そして「コーヒーでもどうぞ」が最後の台詞である。今日は9つのうちの3本、つまり高安剛士さんの脚本、真栄平仁さんの脚本、我那覇孝淳さんの脚本の舞台が上演された。脚本家たちがそれぞれに趣向を凝らしたストーリーを創り、それに俳優さんたちが見事に応えていたように思う。

演劇やミュージカルを観るとき、自分が演出家や脚本家ならどうするだろうという視点を持つ。今回の「九人脳」はくじ引きで決められた俳優さんたちが演じていたが、そうでなければ配役まで考えながら舞台を観ることになる。

自分がもしも「だから言ったさ」で始まり「コーヒーでもどうぞ」で終わるストーリーを創るとしたら、どういう場面設定で、どういう時代設定で、どういう舞台装置で、そしてどういう種類の演劇にするだろう。シリアス、コメディ、ラブストーリー…もしかしたらSFタッチにするかもしれないし、時代劇も面白い。

そんなことを考えながら、今日の3本に満足して帰ってきた。今日が一応の千秋楽だが、客席が採点した結果に応じて金曜日と土曜日にアンコール上演もあるそうなので、沖縄の方は「九人脳」で検索していただければと思う。この二日間だけはチケットがまだあるそうだ。

素晴らしい舞台を見せてくださった俳優の方々と脚本家の皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。明日の休演日はゆっくりお休みください。

木村達哉

追記
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